ポルシェやフォルクスワーゲン、ミニなどのクラシックカーに囲まれて食事ができる、タイのレストラン兼ディーラーショップ
タイ・バンコク市内からクルマで約20分。クルマ好きを虜にするニューコンセプトのショップ「25G」が話題となっている。構想に4年をかけたというここは、クルマ好きにとっては憧れのスペースであるとともに、家族でも気軽に出かけられるレストランとの複合施設だ。店名である「25G」のGは、”ガレージ”の意味なのだそう。
スクエアを基調にしたモダンで大きな建物。その中にはレストラン、カーディーラー、レンタルガレージ、カーディテイリングショップが併設されている。
レストランの内部にはポルシェのシルエットをペイントするなど、随所にクルマ好きにササるデザインが用いられ、壁面にはモデルカーなどのオートモビリアが所狭しとディスプレイされている。客席を囲むように配置されるのは、フォルクスワーゲンやミニなどのクラシックカーだ。
また、ガラスに囲まれた個室はポルシェに囲まれながらの食事が可能で、ガラステーブルのベースはオートバイという凝りようだ。ここで提供される食事は、伝統的なタイ料理を現代風にアレンジしたもので、クルマ好きでなくレストラン利用客でも満足できる食事内容となっている。
磨きも人気、軽自動車も売れる!
併設されたカーディテイリングショップ(愛車を預け、細部まで磨きを施すスペース)も大変評判がよいということ。なんでもタイ王国はすべての道路が舗装されているわけではなく、24時間工事をする国としても有名。大気中に舞ったホコリは愛車にとって大敵。ゆえに、プロの手によるカーポリッシュとカーコーティングは、タイ王国で増えてきているビジネスの1つなのだ。
そしてクルマ販売をするショールームには、世界各国から輸入したレア車を用意。日本製の旧車や軽自動車も人気で、N BOXなどは並行輸入すると、現地の愛好家にすぐ売れてしまうそうだ。そのほか、アクセサリーやアフターマーケットパーツなどの販売も手掛け、複合的なビジネスを展開している。
ストレージサービスも開始!
バックヤードに設けられたガレージには、ガレージドアブランド「金剛産業」がタイ王国に進出し、オーダーにて納品された第一号のシャッターが設置されている。そのシャッターを開けると、そこは一般には公開することがないというプライベートな空間が。契約した顧客のみが入れるスペースで、自宅のガレージで所有できなくなったクルマなどを預ける、ストレージサービスとなっている。
特別オーダーしたリフトには最大30台のクルマを格納することができ、全自動で制御されたリフトはクルマを指定すると降りてくるシステムだ。24時間空調により管理しており、名車と呼ばれるスーパーカーやヒストリックカーが次の出番を待つかのごとく佇んでいた。
オーナーのネイさんいわく、このスタイルのストレージサービスはドイツで成功例があり、そのスタイルを取り入れたということだ。さらに「将来は日本での建築も視野に入れている」とのこと。その口調はいたって真面目だった。
「25G」
88 khlong-lum-chiak Rd,Nawamin , Buergkum Bangkok 10230
phone/+662 509 9911