母屋もまるっとムーンアイズイエロー! アメ車一筋のOwnerが暮らす、アメリカンなガレージハウス
昔からアメリカ車に乗りレース参戦していたMさんは、15年前に建築した母屋とガレージを、外壁ペイントという形でリフレッシュさせたという。米軍基地のようなフェンスと、無骨なスチールガレージ。何より目立つのは、ムーンアイズのコーポレートカラー、ムーンイエローに塗装された母屋だ。
ガレージにはダッチ・チャレンジャーにシボレー・アストロという大きなアメ車が鎮座しており、さながらスピードショップのよう。28歳まで都内でアパレルメーカーに勤務したMさんは、のちに保険会社「バリューライフコミュニケーション」を起業した。クルマは25年前からアメリカ車を乗り継いでおり、自宅とガレージにはそんなライフスタイルが反映されている。
間口の広さで選んだ頑丈なガレージ
母屋とガレージを当時建築するにあたっては、アメリカ車が似合うことを第一条件とし、カリフォルニアスタイルの母屋と、別棟に4台が入るスチールガレージを建築した。ガレージはスチールガレージの中でも、比較的大きなサイズまで対応する「カクイチ」の規格型ガレージ。重厚な鉄骨構造で、間口が広いガレージなのに、中柱が外せることが最大の特徴だ。
規格型商品でありながらも、間口が6,030mmから17,550mmまでとサイズが選べるほか、軒高も選べるので倉庫として活用することが多いという人気商品だ。Mさんも当時、いろいろなスチールガレージメーカーのカタログを取り寄せて、比較して検討したうえで、カクイチの商品を選んだのだという。冬になると最大1mもの積雪があるこの地域。骨太でしっかりとした、カクイチのスチールガレージは最適だ。
母屋とともに外壁をペイント!
ガレージのサイズは、当時所有していたフルサイズのアメリカ車が3台と、1台の余分なスペースを有効活用したいと考え、4台が入るサイズを注文。あらかじめ結露防止ができる断熱仕様とし、サイドに1枚のドアを設けている。
ガレージの建築と同時に200坪の土地に2×6の2階建て母屋も建築したのだが、それから15年が経過し、自宅の外壁塗装をきっかけにガレージの塗装も行うこととなった。シャッターはマッドブラックにペイントし、躯体はシルバーに塗装することで、ショップ風のクリーンなガレージに生まれ変わった。
ガレージ内には約30年間かけてコレクションしてきた、ムーンアイズやモパーの貴重なアイテムをディスプレイ。
「オプションでオーダーしたガレージの棚は、造りがしっかりとしているので重量物を載せても問題ないですね」
と語るMさん。
15年前は1969年式ダッジ・スーパービーやバラクーダを所有していたそう。旧車ゆえに、各種整備やエンジンを始動したときに旧車特有の排気ガス臭が気になっていたそうだが、現在は比較的年式の新しいアストロとチャレンジャーということで、メンテナンスフリー。
「ガレージの中での整備はオイル交換ぐらい、将来はまたマッスルカーを購入して、ドラッグレースに参加したいですね」と昔を思い出しながら嬉しそうに語ってくれた。
◆OWNER’S CHECK
・一番気にいっているところは?
シャッターの支柱が外すことができるので、クルマの出し入れが比較的容易なこと。そして鉄骨造でしっかりしているので積雪があっても安心なのがいいですね。
・ちょっと失敗したところは?
天井高がもう少しあったてもよかったと思いますね。
・次の夢はなんですか?
またヴィンテージモパーを購入して、ドラッグストリップを走りたいですね。