イタリア警察からの、ちょっと早めのクリスマスプレゼントは「命」! 移植待ち患者に腎臓をお届け。
イタリア警察は、ランボルギーニのスーパーカー「ウラカン」を特別に改造し、数百キロメートル離れたドナー患者に2つの腎臓を届けた。「最も美しいクリスマス・プレゼントである命を届けるために高速道路を走行する。州警察の特別なファーザー・クリスマスのおかげで、2人の人が腎臓の贈り物を受け取った」というフェイスブックの投稿には、ウラカン前部のトランク「フランク」に、医療用クーラーボックスを収めようとする画像も添えられている。
【写真9枚】鮮やかなブルーのウラカン・パトカー。
腎臓は、イタリア北東部のパドヴァから約170km離れたモデナへ、そしてさらにそこから400km離れたローマの病院へと運ばれた。合計で490kmを超える距離を移動したことになる。
最高速度300km/h、0-100km/hを3.2秒で駆け抜ける能力を持つウラカンは、2017年にランボルギーニから警察へ贈られたものだ。イタリア北部ボローニャの高速道路パトロールに配属され、通常の警察業務と血液や臓器の緊急輸送の両方に使用されているという。
ウラカンはもう1台、イタリア警察に進呈されており、こちらはローマの高速道路パトロール隊が運用しているのだという。尚、これらは2代目であり、かつて警察が使用していた2009年の「ランボルギーニ・ガヤルド」は、現在博物館に保管されている。もう1台のガヤルドは2009年、徐行するシート・イビサと衝突し、駐車していた車の列に突っ込み、廃車となった。