デュアルモーターにより、最高出力603ps、最大トルクは1000Nmを発生!
ポルシェは現在、エントリークロスオーバーSUV『マカン』次期型EVバージョンを開発中だが、その最新プロトタイプを捉えるとともに、インテリアの初めて鮮明に撮影した。
開いた窓から撮影した画像は、助手席側からのキャビン内の様子だ。ドライバーと助手席の間にはインフォテイメントスクリーンを配置、ステアリングホイールの後ろにはフルデジタルインストルメントクラスターが確認できる。一方窓が閉じたまま撮影されたショットでは、ダッシュボードのカモフラージュ用ファブリックが取られ、半円のインストルメントクラスター上部輪郭が見えるほか、ポルシェのスポーツクロノパッケージに装備されたアナログ時計が確認できる。
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注目はインストルメント クラスターの前方、ステアリング ホイールのハブのすぐ上に位置する突起物だ。はっきりとはわからないが、非常にコンパクトなディスプレイの可能性がある。残念ながら何が表示されているかはわからないが、充電状態のゲージから、高度な運転支援機能のためのドライバーとの新しい形式のコミュニケーションまで想像力を掻き立てられる。
市販型では、アウディと共同開発する「PPE」プラットフォームを採用、100kWhのバッテリーパックに対応するように開発されており、使用可能容量は96~98kWhで、270kW以上の急速充電に対応する。またデュアルモーターのセットアップにより、最高出力は603ps、最大トルクは1,000Nmを発揮するとみられるほか、後輪駆動となるシングルモーターバージョンも計画されている。
マカンEVの重量はまだ確認されていないが、同ブランドではリアアクスルに52%のスポーティな「リアバイアス・ディストリビューション」を提供すると述べており、トラクションが向上するとみられる。
マカンEVのワールドプレミアは、VWグループのソフトウェアチームのトラブルにより遅れがでており、2024年内となりそうで、ガソリン燃料バージョンは、ポルシェがPPEベースの電気モデルを独占的に提供する前に、数年間販売される予定となっている。