ベースモデルの82kWhを大きく超える111kWhのバッテリーを搭載
先日、VWの次世代ミニバン『ID.Buzz』に設定される3列7人乗りLWB(ロングホイールベース)市販型プロトタイプをスクープしたが、そのワールドプレミアが6月に行われることがわかった。
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「アメリア・コンクール・デレガンス」では、6月のデビューのほか、2024年後半の発売も発表されたが、2024年モデルになるか、2025年モデルになるかについては、まだ公式発表はない。
同イベントでは、VWバンが勢揃い。十数台の古い「T2」が ディスプレイされ、その中には、1962年のハーフトラックのようなワイルドなバリエーションがいくつか公開された。またロックバンド「グレイトフル・デッド」のジェリー・ガルシアが所有していた実際のバスや、80年代の映画「Fast Times at Ridgemont High」(初体験 リッジモント・ハイ)で使用されたオリジナルのトランスポーターなど、いくつかの有名なモデルも展示された。
ID.Buzzの2列5人乗りのベースモデルは全長4.72mだが、ロングホイールベースバージョンでは30cm(10.6インチ)ストレッチされ、全長約5m、2/3/2のシートレイアウトで最大7人が乗車できる。フロアが大きくなることで、より大型のバッテリーを搭載することができ、ベースモデルが積む82kWhバッテリーを大きく超える111kWhのバッテリー搭載が噂されている。またシートは回転、旋回、さまざまな方向へのスライドが自由にできるレールシステムに取り付けられている。
コックピットは、10インチのデジタルインストルメントクラスターと、12インチのインフォテインメントスクリーンを搭載。遊び心のあるカラフルなアクセントを備えるなど、そのコンセプトはベースモデルと同様だ。
6月のワールドプレミア時には、デュアルモーターを搭載し、最高出力355psを発揮する全輪駆動の高性能「GTX」バージョンも期待されている。