スズキグループの静岡県内工場を活用、2024年春稼働開始を目指す
スズキ株式会社は、「空飛ぶクルマ」の製造に向けた協力について、「株式会社SkyDrive」と基本合意書を締結した。SkyDriveは、「空飛ぶクルマ」の製造を目的とした100%出資の子会社を設立する。スズキとSkyDriveは、スズキグループが静岡県内に保有する工場を活用し、2024年春ごろ、「空飛ぶクルマ」の製造開始を目指すという。
スズキは、SkyDrive製造子会社の人材確保など製造開始に向けた準備についても協力していく。より具体的な条件については協議を継続し、別途取り決める予定だという。
【写真5枚】日常的に空を活用するAir Mobilityの実現に貢献
「空飛ぶクルマ」とは、電動化、自動化といった航空技術や垂直離着陸などの運航形態によって実現される、利用しやすく持続可能な次世代の空の移動手段だ。諸外国では「Advanced Air Mobility (AAM)」や「Urban Air Mobility (UAM)」と呼ばれている。
スズキ株式会社の鈴木俊宏社長は、「SkyDriveと協力一致し、価値ある製品作りを通じて、日常的に空を活用するAir Mobilityの実現に貢献できるよう、意欲的に前進してまいります。楽しみです」と話す。