テクノロジー

「いつでも簡単に充電」を実現! ステランティス「Free2move」、充電とエネルギー管理をシームレスに提供する360度のエコシステム立ち上げ

欧州にも拡大した充電エコシステムは顧客にシームレスなEV充電を提供することを目指す

ステランティスは2023年6月27日(火)、充電とエネルギー管理をシームレスに提供する360度のエコシステム「Free2move Charge」を立ち上げた。ステランティスの新たな充電・エネルギー事業部門が管理するFree2move Chargeは自宅、会社、外出先など、電気自動車の顧客のニーズに対応する、ステランティス傘下のモビリティ技術企業だ。

ステランティスの充電・エネルギー事業部担当上級副社長のリカルド・スタマッティ氏は「EVの主流化が加速する中、当社の顧客は、単なるモビリティ・プロバイダー以上の存在であることを必要としています。当社は、大胆な電動化戦略をサポートし、当社の象徴的なブランドの自然な延長として機能する専門事業部の設立に率先して取り組んでいます。Free2move Chargeは、すべての人に性能、価値、持続可能性、電動化されたモビリティの自由を提供するという当社の目的を示す、最初の製品です」と述べた。

【写真5枚】全体のエネルギー管理を最適化して総所有コストを削減! 

e-ABCの約束:いつでも簡単に充電可能
Free2move Chargeは、ユーザーのニーズを理解し、全体的なエネルギー管理を最適化することで、効率性、信頼性、アクセスを向上させ、総所有コストを削減し、環境面のメリットを最大化する。Free2moveのe-Geniusチームと協力することで、顧客は所有期間中いつでも変更・適応可能なパーソナライズされたパッケージを作成することができ、常にニーズに合わせて進化させることができる。

Free2move Chargeは、充電不安を含むバッテリー電気自動車所有の障壁を取り除くことで、2030年までに欧州で乗用車バッテリー電気自動車(BEV)販売構成比を100%に、米国で乗用車と小型トラックのBEV販売構成比を50%にすることを含む、ステランティス・デア・フォワード2030戦略計画の目標を達成するための重要なツールなのだ。

Free2move・チャージ 3つの柱
Free2move Charge Homeは、家庭用充電器やその他のエネルギー・ハードウェアおよびサービスの設置、融資、保証を個人顧客に提供する。オプションは、AC充電ケーブルやウォールボックスから、Vehicle-2-Home、Vehicle-2-Grid、そしてタッチフリーワイヤレスソリューションや誘導ロボット充電などの最先端機能を備えた完全なエネルギー管理システムまで、将来のリリースに向けて開発中だ。

Free2move Charge Businessは、充電とエネルギーに関するサービス一式を提供するワンストップショップ・プラットフォームとして、あらゆるハードルに対応する。初期段階でのサポート、初期および将来のランニングコストの見積もり、充電インフラの適切なサイズ設定、設置、メンテナンス、移動中の公共充電へのアクセスだ。

Free2move Charge GOは、北米、ヨーロッパ、および近日中に発表されるその他の地域のパートナーを通じて、可能な限り最大の公共充電ポイント・ネットワークへのシームレスなアクセスを保証する。アクセス、支払、24時間365日のサポートに加え、Free2move Charge GOは、Plug and Charge、予約、ロイヤリティ・プログラム、サブスクリプション、プリペイド・パッケージ、シングル・インボイス/ビリング、さらには必要なときにリクエストされた場所に充電を届けるといった先進的な機能を順次開始する予定だ。

Free2move Chargeは、ステランティス・エナジークラウドのパワーを活用し、車両ブランドのモバイルアプリや2024年に発売される最先端のSTLA SmartCockpitプラットフォームとシームレスに統合することで、顧客の実際の使用状況やニーズに基づいて、高速でインテリジェントなルートと充電推奨を提供する。Free2move Chargeは、ステランティスの顧客をオンボーディング・プロセスを通じて案内し、個々のニーズを理解することで、深いパーソナライゼーションを可能にし、AI学習を利用して、最も便利な個々の充電体験に関する知識を常に向上させる。

ステランティスの技術会社である「Free2move eSolutions」は、Free2move Chargeのエコシステムをサポートする業界をリードする充電ハードウェアとソフトウェア、および非キャプティブ顧客を開発・提供し続け、他の業界リーダーと協力して、より多くのEV充電ソリューションを市場に投入していく。

CARSMEET web編集部

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