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ポルシェフォーミュラEチーム、ロンドンラウンドでドライバーズタイトルを獲得!

「ポルシェ99X エレクトリック」は4勝を獲得

第15戦
ポルシェのカスタマーチームであるアバランチ・アンドレッティのポルシェ99 Xエレクトリックをドライブしたジェイク・デニス選手が、土曜日のロンドンでドライバーズタイトルを獲得した。チームランキングの勝者は、日曜日のシーズン最終戦に持ち越された。

ロンドンE-Prixの第1レースは、2度の赤旗事故による中断の後、2度の再スタートという、今年最も波乱に満ちたレースとなった。タグ・ホイヤー ポルシェ フォーミュラEチームは、ロンドン東部のドックランズにある壮大なExCeLサーキットで力強い走りを披露した。

ヴァイザッハのチームは、タイトルを狙う有望株としてダブルヘッダーの週末に臨んだが、不利な状況によってタイトル争いに後退してしまった。 ポルシェ99X エレクトリックのステアリングを握ったパスカル・ウェーレイン選手は表彰台を目指していたが、ほかのライバルが起こしたアクシデントに巻き込まれ、最後尾に追いやられてしまい、最終的には9位でフィニッシュした。

【写真28枚】シーズンを4位で終えたタグ・ホイヤー ポルシェ フォーミュラEチーム。 

17番手からスタートしたチームメイトのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ選手は見事な逆転劇を見せ、15ポジションを上げ、2位でフィニッシュラインを通過。しかし、タイムペナルティにより16位に後退し、ポイント圏外となった。

タグ・ホイヤー ポルシェ フォーミュラEチームは、今シーズン4勝を挙げ、3位(241ポイント)でシーズン9の最終戦に臨む。チーム・チャンピオンを獲得するチャンスはまだ残されている。この栄誉を狙う他の有力候補は、エンビジョン・レーシング(268)、ジャガー(268)、アバランチ・アンドレッティ(236)だ。

ドライバーズランキングでは、土曜日に2位に入ったデニス選手(213ポイント)がワールドチャンピオンに輝いた。ウェーレイン選手(148点)が4位、ダ・コスタ選手(93点)が8位につけている。15位でレースを終えたアバランチ・アンドレッティのアンドレ・ロッテラー選手(ドイツ。23歳)は19位につけている。

第16戦
「2022-2023年 ABB FIAフォーミュラE世界選手権」シーズン9の第15・16戦「ロンドンE-Prix」が、2023年7月29日(土)、30日(日)にイギリス・ロンドンで開催された。ロンドンは雨が降り続き、シーズン9の最終レースはスロースタートとなった。

セーフティカーの後方でスタートしようとした2回の試みは、安全上の理由から断念された。イースト・ロンドンのドックランズにある壮大なExCeLサーキットは、屋外と展示ホールの中を走る。難しいコンディションにもかかわらず、大きなアクシデントは発生しなかった。

10位でフィニッシュしたパスカル・ウェーレイン選手は、チーム世界選手権優勝の可能性を胸にロンドンに乗り込んだ「タグ・ホイヤー ポルシェ フォーミュラEチーム」に1ポイントをもたらした。今シーズンのウェーレイン選手は、サウジアラビア・ディリヤでのナイトレースと、インドネシア・ジャカルタでのラウンドで「ポルシェ99X エレクトリック」を駆って優勝している。

チームメイトのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ選手は南アフリカのケープタウンで優勝し、16位でフィニッシュした。土曜日のレースでダ・コスタ選手は17番グリッドからスタートし、今シーズン最も華麗な逆転劇で15ポジションを上げ、2位でチェッカーを受けた。しかし、その後不可解なタイムペナルティを受け、表彰台を逃してしまった。

ポルシェのカスタマーチームである「アバランチ・アンドレッティ」のポルシェ99X エレクトリックを駆ったジェイク・デニス選手(イギリス)は、ホームレースでドライバーズチャンピオンを獲得した。ウェーレイン選手はランキング4位、ダ・コスタ選手は9位でシーズンを終えた。

アバランチ・アンドレッティのセカンド・ドライバー、アンドレ・ロッテラー選手(ドイツ)は18位だった。チームランキングでは、タグ・ホイヤー ポルシェ フォーミュラEチームは、新ワールドチャンピオンのエンヴィジョン・レーシング、ジャガー、アバランチ・アンドレッティに次ぐ4位でシーズンを終えた。

ポルシェ99X エレクトリックを駆って10番手からシーズン最終戦に挑んだウェーレイン選手は、1つポジションを上げ、再びポジションを落として10位でチェッカーを受けた。ダ・コスタ選手は20番手からスタートし、オーバーテイクのチャンスに恵まれなかったものの、4つ順位を上げて16位でフィニッシュした。

「ポルシェ99X エレクトリック」
ポルシェは、ABB FIAフォーミュラE世界選手権のシーズン9にポルシェ99X エレクトリックで参戦する。ポルシェEパフォーマンスパワートレインを搭載したこの新しい電動レーシングカーは、革新的な電動レーシングシリーズの第3世代車両としてヴァイザッハで改良が施され、スポーツカーメーカーの完全電動市販モデルの開発プラットフォームとしても機能する。

エネルギーマネージメントと効率性は、フォーミュラEとポルシェのオールエレクトリック市販車で成功を収めるための重要な要素である。ポルシェ99Xエレクトリックの最高出力は350kW(476PS)で、先代モデル(Gen2)よりも100kW向上している。使用エネルギーの少なくとも40%は回生ブレーキによって回収される。新型車は、これまでに製造された電気自動車の中で最も速く、最も軽く、最もパワフルで、最も効率的な車両だ。

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