コラム

待望のスーパーGT開幕戦は「muta Racing GR86 GT」が逃げ切りトップフィニッシュ!岡山ラウンドGT300クラスリポート

終盤にタイヤ無交換&交換チームのバトルが白熱

待ちに待った2024シーズンのスーパーGT開幕戦『OKAYAMA GT 300km RACE』が、4月13日~14日に岡山国際サーキットで行われた。決勝レースのスタート時の気温は27度、路面温度は41度という季節外れの夏日のコンディションのなか、13時30分に岡山県警察の白バイ5台の先導で始まったパレードラップを行い、82周による戦いがいよいよ始まった。

スタートでは、ポールポジションの#65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗)の篠原がトップで1コーナーに進入。それに#2 muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響)、#61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)が続く。

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しかしアトウッドカーブで#22 アールキューズ AMG GT3(和田久/加納政樹)と#48 脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R(井田太陽/柴田優作)が接触、#22がコースアウトを喫してしまう。さらにGT500クラスの複数台が絡むアクシデントも発生したことで、1周目から早くもセーフティカーランとなった。

レースは8周目に再開されたが、#65を先頭とした三つ巴のトップ争いと、その後方では#4 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)と#7 Studie BMW M4(荒聖治/ニクラス・クルッテン)が4番手を争う展開だ。

その後、24周を過ぎたあたりからピットストップに向かうマシンが増え始める。その中でも、7番手を走行していた#52 Green Brave GR Supra GT(吉田広樹/野中誠太)と、2番手の#2もピットインしタイヤ無交換作戦を敢行する。一方#61かわし3番手に浮上した#4も、リヤタイヤだけ交換を行うなど、各チームが勝負を仕掛けていく。

上位陣のなかでも、唯一ピットストップを引っ張ったのがトップを快走していた#65だ。#65は49周目にタイヤ4本を交換。そしてこの間に#2号車がトップを奪取する。続いて#52、#65は3番手でレースに復帰する。

ただタイヤ無交換だったマシンは終盤になるにつれ、タイヤの消耗によりペースの維持が厳しくなってくる。そのため無交換作戦で#5 マッハ車検 エアバスター MC86マッハ号(藤波清斗/塩津佑介)の後方には7台が連なる大混戦となる。ここで#5は、ダブルヘアピンのふたつめで#61と接触しスピンを喫しコースサイドにストップしてしまった。これにより今季初めてのFCY(フルコースイエロー)が導入されることとなった。

レースも終盤にさしかかると、タイヤ無交換でペースが落ちてきたマシンと交換後に追い上げるマシンが接近しはじめ、コース各所でさらなるバトルが展開。昨年のチャンピオンの#52は粘りの走りを見せていたが、#65にパスされてしまう。

そんななか、追い上げる#65から逃げ切ったNo.2 muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響)が、見事2024年のオープングレースとなる岡山を制することに。堤は通算3勝目で、平良にとっては嬉しいスーパーGT初勝利となった。

一方、3位には#7 Studie BMW M4(荒聖治/ニクラス・クルッテン)が入った。

開幕戦から激しいバトルが展開されるなど見ごたえのあるレースとなったGT300クラス。今シーズンの争いがますます楽しみになってきた。

スーパーGT公式HP https://supergt.net/

フォト=田村 弥/W.Tamura
CARSMEET web編集部

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