この作例はそのmpcの1974年型フォード・ピントを仕上げたもの(制作:周東光広)。ピントはシボレー・ベガとほぼ同時にデビューしたサブコンパクトで、その大きさは全幅を除けば、当時のトヨペット・コロナとほぼ同じサイズであった。2ボックスであるがハッチバックではないのはグレムリンと同様で、ピントの場合は独立したトランクルームを具えたセダンであったが、先のキャプションで触れたハッチバック・タイプのランナバウトは、デビューから約半年後に追加されている。 写真:畔蒜幸雄、羽田 洋、秦 正史 記事にもどる