フロントエンドは別パーツだが、それを組み合わせた状態のボディ。前後ともクロームのバンパーを具えていた頃は上品なイメージも持ち合わせていたコルベットだが、前後をボディと一体化することによって、アメリカン・スポーツカーらしいワイルドなスタイルが完成した。それを促したのが安全対策である5マイル・バンパー義務化であったことを思うと、運命の皮肉さを実感せざるを得ない。 写真:畔蒜幸雄、羽田 洋、秦 正史 記事にもどる