こちらはmpcによる'75のマスタングだが、まずボックスアート・デザインが'74のものとほとんど変わり映えしないところに注目してほしい。アピールポイントをこれでもかと列挙するボックストップは、この時代ならではの苦しさをどこか感じさせるものだ。語るべき魅力の定まらないものを語らねばならないとき、人は誰もが多弁になる。mpcも例外ではなかったのだ。 写真:畔蒜幸雄、羽田 洋、秦 正史 記事にもどる