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【国内試乗】上質感極まる“小さな高級車”「レクサス・LBX“ビスポークビルド”」

レクサスのコンパクトSUVであるLBXを自分好みにカスタマイズできる。それがこの「ビスポークビルド」だ。LBXの購入を検討している方には魅力的な仕様といえよう。

多彩な仕様の中から好みのLBXに仕上げる

コンパクトSUVとして好評を博しているレクサスLBXに、魅力的な仕様である「ビスポークビルド」が追加された。

イエローのボディカラーにブラックルーフのコンビネーションが目を引く。前後バンパー下部にはシルバーの装飾が施されている。

ビスポークと聞くと英国ブランドのベントレーやロールス・ロイスを思い浮かべるが、今回のLBXもまさにその類い。カスタマイズできるのはボディカラーをはじめ、ホイールやシート表皮、内装色、シート色&刺繍に、ステッチやトリムなどなど多岐にわたる。

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インテリアには手触りの良いレザー素材であるLアニリンのシートにオーカーのアクセントの組み合わせ。

その一例となるスペシャルなモデルが用意されていたのは、「MORIZO RR」のコンセプトを国内で唯一常時展示し、LBXラウンジが設置されている東京都世田谷区のレクサス若林。聞けば、世田谷区は狭い道が多く、レクサスの中でもコンパクトサイズのLBXを求める層が多いことから専用ラウンジが設けられたという。

カッパーの刺繍とサドルタンのシートベルトもビスポークビルドならではだ。

ショールームの駐車場に停められていたLBXビスポークビルドの試乗車は、鮮やかなパッショネートイエローのボディカラーにブラックのルーフが組み合わされており、まさにビスポークらしい個性的な装い。前後バンパーには専用のシルバー加飾も施されている。

インテリアは手触りの良いレザー素材「Lアニリン」のブラックカラーシートに、イエロー系のオーカーのアクセントが組み合わされ、カッパーの刺繍とサドルタンのシートベルトが備わるなど、上質でありながらも、個性的な雰囲気が漂う。

パワートレインは最高出力91ps、最大トルク120Nmの1.5L直3エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドとなる。

メカニズム系はオリジナルのLBXと同様のため、運転した印象としては変わりないが、それでも低速時から小気味よく加速を披露してくれるハイブリッドのパワートレインや、剛性感の高いステアリングフィール、適度にスポーティな乗り味を実感。狭い道でも、コンパクトなボディによる取り回しの良さを改めて実感することができた。

ホイールは、写真のブラック塗装の仕様を含め、全6種類を用意。

そして何よりも気に入ったのは、スペシャル感満載のインテリアだ。これだけでも普段のドライブを高揚させ、嬉しい気分にさせてくれるはず。LBXの購入を検討している方は、是非ともこのビスポークビルドを選択肢に入れて欲しいと思う。

ラゲッジスペースは標準時で330Lの容量が確保されている。

【Specification】レクサス・LBX“ビスポークビルド”
■車両本体価格(税込)=5,500,000円
■全長×全幅×全高=4190×1825×1545mm
■ホイールベース=2580mm
■トレッド=前:1570、後:1570mm
■車両重量=1310kg
■エンジン型式/種類=M15A-FXE/直3DOHC12V
■総排気量=1490cc
■内径×行程=80.5×97.6mm
■最高出力=91ps(67kW)/5500rpm
■最大トルク=120Nm(12.2kg-m)/3800-4800rpm
■モーター最高出力=94ps(69kW)
■モーター最大トルク=185Nm(18.9kg-m)
■燃料タンク容量=36L( レギュラー)
■燃費(WLTC)=27.7km/L
■トランスミッション形式=CVT
■サスペンション形式=前:ストラット/コイル、後:トーションビーム/コイル
■ブレーキ=前:Vディスク、後:ディスク
■タイヤ=前後:225/55R18(7J)

問い合わせ先=レクサスインフォメーションデスク TEL0800-500-5577

フォト=ル・ボラン編集部 ル・ボラン2024年11月号より転載

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