車体後部の扉は大きなダイヤル錠となっており、パッケージや説明書では「vault door(金庫室の扉)」と説明されている。車体自体はアメリカに昔からよくある装甲型現金輸送車を比較的忠実に再現したものだが、後部扉がこのような形になっている実車はまず存在しないようだ。このキットは砲塔がコインの投入口となっており、貯金箱として貯めたお金を取り出すにはこの扉を回して開けるのだが、凝ったことにその方法はきちんと番号合わせになっており、説明書に「右に1、左に36……」といった具合いの指示が掲載されている。
撮影:秦 正史