LE VOLANT モデルカー俱楽部

リア周りの形が一気に進んだ!愛車「アルファロメオ159スポーツワゴン」のフルスクラッチに挑む・第3回【LE VOLANTモデルカー俱楽部】

なだらかさと絞り込みがポイント

アルファロメオ159スポーツワゴンのフル(セミ?)スクラッチ、3回目です。先日行われた模型展示会に、途中経過のボディを展示してみたら非常に好評で、ありがたいことに沢山の方に「読んでます」、「続きが楽しみです」とお声掛けいただきました。その途中のボディを見て、「本当にアコードが159になってる!!」とか、「アコード要素はどこに??」といった感想をいただき、こういう途中経過を直接見ていただけるのもWeb連載の強みだなと思わされました。ご覧いただいた皆様ありがとうございました。

【画像42枚】アコードがどんどんアルファロメオに生まれ変わっていく画像を見る!

さて、前回では納車引取り翌日のパワステオイル漏れトラブルについてお話ししましたが、これはホースパーツ交換で無事解決したものの、時折セレスピードがニュートラルからギアが入らなくなることがあり……。少し待って再度ギアを入れれば動作するのですが、全く動かなくなることもあって、まさに信号待ちでそれが起こり、冷や汗!

修理工場に持っていっても「時々出る症状」ということで原因がわからず、しばらく様子を見ることに。どうやらバックギアに一度入れてから1速に入れれば反応することがわかったのと、それでもダメな場合、一度エンジンを切り1-2分待ってから再始動すればリセットされるようだったので、騙し騙し乗っていました。一度などは道の真ん中で完全に立ち往生してしまい、JAFのお世話に……。

とりあえず気休めで、予防的にセレスピードオイルを交換したりしたものの、やはり劇的には変わらず、突然ギアが入らなくなるかもと気にしながら乗るのは結構なストレスだったのですが、半年ほど経過した頃。走行中にギアボックスチェックのインジケーターが点灯、慌てて路肩に止めたら完全にギアが入らない状態に。

作者・Ken-1氏のアルファロメオ159スポーツワゴン。「ちょっと汚れていますが……」

ひとまず修理工場に連絡したものの、運悪く工場が詰まっているらしく暫く対応できないそうで、困ったなぁと思いながら再度エンジン始動してみると、ギアが入る!? しかし、ひとまず走り出したところ、バックギアには入らないことが判明! 切り返し皆無で済むルートと手順を考えてとりあえず帰宅したものの、これどうしたものか……。

実はこのアルファ159、日々の仕事の配達にも使っており、周りからも日常使い前提で中古のアルファを買うなんて危険すぎると言われていたのですが、まさにそんな状況となってしまいました。ディーラーに問い合わせてみると翌々日見てもらえるということで、そちらにお願いすることに。入庫日までレンタカーで仕事をこなし、ディーラーへ向かう日、しばらくは問題なくギアは作動していたものの、やはりギアボックスチェックが点灯。

何とか到着はしたものの、引き渡し後完全に不動となってしまったようで、ディーラーの方から「ギリギリのタイミングでした」と伝えられました。結局センサー不良ということと、その周辺のセレ関連のセンサーもおそらくそのうち壊れるというので、センサー全交換に。どうやらこのセンサーの寿命がトラブル原因となることが多く、ここさえ直せば快調に乗っていただけますよ、とのことで一安心なのですが、その修理費にン十万……。ああ、古いアルファに乗ってるんだなぁとまた思い知らされたのでした(泣)。

ボディ形状はフロント・サイド・リアと、有機的に繋がっている
そんなわけで順調に(?)アルファ沼に落とされているのですが、本題である159スクラッチは、前回はおおよそのフロント形状が出たところまで。今回からはリアの形状出しに行きます。開口したリアゲート部にプラ材を橋渡しし、これをベースにエポパテを盛りつけ、フロントと同じく一度スクエアな形状にしてから彫り出して行こうと思ったのですが、どうもとっかかりの形状が掴めない。

手が止まってしまいうんうんと悩んでいたのですが、これはフロントからサイド、そしてリアへとの繋がりが掴めないからではないかと思いあたり、まずはサイド形状からへと路線変更。ベースのアコードと比べると、ルーフ幅は狭く、サイドのプレスライン付近は幅広となっています。ルーフ部分は裏側から瞬着やパテで裏打ちし、ヤスリで削って形を出していきます。

各ウィンドウピラーの上部は完全に元キットのプラを削り落とすことになるので、事前にプラ材を裏からあてがって補強しています。ルーフ後端に向けて落ち込んでいくラインも同様に裏打ち&削り出し。サイド幅は光硬化パテを盛ってプレスラインを再現しつつ、ボリュームを増やしていきました。

リアにつながるゲート部分のピラーは、完全に新設となるのと、形状を掴みながらの形状出しとなるので、削っては補強、削っては補強の繰り返し。ここはリアの形状出しと関連するので、またその時に再度細部を詰めることとします。

リアのオーバーフェンダーはエポバテを盛ってからの形状出し。ひたすらヤスリを片手に資料画像と睨めっこしながら形出ししていきますが、やはり前・横・後ろと、関連立てて進めていくのがやり易いようですね。幸い資料には事欠かないので、悩んだり迷ったりすればすぐ写真が撮れるのは非常にありがたいところです。

今回はこの辺で、次回こそはリア周りの形状出しとなる予定です。

作例制作・文章・写真=Ken-1

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