「英国のドライバーの3分の1が、ドライバーレスカーがどのように相互作用するかを心配」している
新たな調査により、英国の自動車運転者の半数強にあたる57%の人々が、自動運転車をコントロールできない感覚を懸念していることが明らかになった。この調査は、2024年10月に、全国的な独立調査機関が英国成人2,027人を対象に実施したもので、調査対象サンプル総数は2,437。
この調査は、車両履歴のチェックと査定のスペシャリストである「HPI」の委託により、2,000人を超える英国の成人の意見を調査しており、ドライバーの半数以下(49%)が次に懸念しているのは、「ほかの道路利用者の行動」であることもわかった。
この世論調査では、完全にコントロールされていると感じられないことについて、女性の方が男性よりも若干懸念していることがわかった(60%対55%)。また、ドライバーの5人に2人(41%)が事故に巻き込まれることを心配しており、10人に3人強(37.5%)が英国の道路の一般的な状態や状況を心配していると答えた。
さらにドライバーの3分の1(37%)は、ドライバーレス・カーがどのように相互作用するかを心配しており、3分の1(35%)は、この技術を使う自信がないことを心配している。10人に3人(35%)が故障や故障に頭を悩ませており、同様に35%がドライバーレスカーに対する信頼性に問題を抱えている。
34%は、ドライバーレスカーが通常の車より高価であるとして、そのコストに躊躇している。思い通りに運転できないことは5人に1人(20%)の問題であり、制限速度を守ることが心配なのは10人に1人以下(9%)である。若いドライバー(18~26歳)のドライバーレスカーへの信頼度は、55-64歳および65歳以上のドライバーの信頼度(26%対13%対10%)の2.5倍である。
2024年5月には世界に先駆け、英国において「自動運転車法 (AV法)」が成立し、ドライバーレスカーが英国の道路を走行するための法的枠組みが整った。AV法では、安全基準、データ・セキュリティ、保険に関するすべての要件が定められており、早ければ2026年にもドライバーレス・カーが実用化される可能性がある。
HPIのマネージング・コンサルタント、マット・フリーマン氏は言う。「完全自律走行車は、早ければ2026年までに英国の道路を走行する可能性があり、ドライバーレス技術をめぐる懸念に関する我々の調査結果は心強い。ドライバーはこの技術を採用する用意があるようで、一般的な不安レベルはかなりバランスが取れている。
ドライバーレスカーの登場は、自動車分野でここ数十年で最大の技術的進歩になるだろう。多くの人々、特に若い世代にとって、自動車運転はエキサイティングな分野であるようだ。ドライバーレス・カーに対する一般の人々の態度に関する我々の最新の調査によると、態度は間違いなく変化しており、その結果は、人々がますますその考えに慣れつつあることを示している。
おそらく、生活の他の領域で人工知能の使用と信頼が高まっていることも、自動ブレーキ、アダプティブ・クルーズ・コントロール、レーン・アシスト、ドライバー・アシスタンス・システムなど、多くのドライバーが数年前からすでに自動車で自律走行技術を使用することに慣れているという事実と同様に、その一因となっているのだろう」