ボックスサイドを見てみよう。元キットのままにホイールは3種類4仕様が用意され、エンジンは427。エグゾーストの取り回しはデュアルも選択可能。'64サンダーボルトへの憧憬が色濃いバージョンにも、街乗り然としたスリーパーにも組める、リッチでモダンな、テーマだけがなつかしいアニュアルキットという趣である。元がサンダーボルトなのでストックのフェアレーンを作るにはバッジ類の再現が不足していることになるが、そこに不満を覚える向きには、MCGのエッチングパーツの出番となるだろう。
写真:秦 正史、畔蒜幸雄(ご提供画像除く)