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キャデラック初のEVがついに登場。GMジャパン、ラグジュアリーSUV「リリック」を発表

キャデラック リリック

次世代に向けた電動ラグジュアリーSUV「リリック」は、卓越したクラフトマンシップと最新テクノロジーを搭載した一台に

ゼネラルモーターズ・ジャパン(GMジャパン)は、キャデラック初のバッテリー式電気自動車(BEV)「キャデラック リリック (LYRIQ)」を、全国のキャデラック正規ディーラーネットワークで2025年3月8日(土)から販売開始する。

日本導入モデルは、全車両が右ハンドル仕様。価格(税込)は11,000,000円、デリバリー開始は2025年5月以降を予定しているという。

120年以上の歴史を誇るキャデラックから誕生した、右ハンドル電動SUVリリックは新時代のラグジュアリーと独自性を追求し、排気ガスゼロを実現するために生まれた、ブランドの未来を切り拓く重要なモデルだ。米国で92件の特許を取得し、最先端のテクノロジー、卓越したクラフトマンシップ、そして細部に至るまで緻密に作り込まれたデザインを融合させ、“ラグジュアリーカー”の新たなスタンダードを確立。

2023年の米国販売以来、米国はもとより、ドイツの「ラグジュアリーカー・オブ・ザ・イヤー」ではアメリカ車で初の受賞を果たすなど、キャデラックの名にふさわしい唯一無二のデザイン、かつてないドライビングフィールと極上の快適性が高く評価されている。

キャデラックであることがひと目でわかる縦長LEDヘッドランプなど、モダンかつ伝統を受け継いだエクステリアに、33インチアドバンスドカラーLEDディスプレイをはじめとする最新の装備と細部に至る高品質なパーツで仕上げたインテリア。

電気自動車専用のプラットフォームに、パワフルかつエネルギー効率に秀でるデュアルモーターeAWDシステムを搭載することで、高いパフォーマンスとフル充電で510 km※という航続距離を両立した。
※記載データは社内測定値(参考)。

【写真36枚】細部に至るまで緻密に作り込まれたデザインが魅力 

優雅で圧倒的なプロポーション
エクステリアは、流麗なサイドシルエット、ルーフラインや流れるようなAピラーとウエストライン、3mを超えるロングホイールベースが優美で圧倒的なプロポーションを創出。標準装備の21インチホイールとともに、“ラグジュアリーEV”にふさわしい風格を放つ。

キャデラック ヘリテージをも受け継ぐ、新世代のキャデラックデザイン言語を採用したフロントフェイスは、ブラックのクリスタルシールドの中央に位置するクリアタイプのキャデラッククレストが、「リリック」が新世代の電気自動車であることを印象付けている。

また、キャデラックの象徴ともいえる縦長のLEDヘッドランプが、上部のスワイピングLEDウィンカーとともに、存在感ある美しいワイド&ローのフロントスタイリングを際立たせている。往年のキャデラックを彷彿とさせる美しいリアデザインには、1967年型「エルドラド」のオマージュとしてデザインされたテールランプを採用した。

さらに、クラストップレベルの広さを誇る電動サンシェード付きガラスルーフを搭載し、差し込む光がインテリアを美しく演出。スポーティなスタイリングを強調するアクセントになっている。
極上のドライブを堪能できるこだわりのインテリア
ドアを開けた瞬間、洗練されたシンプルかつダイナミックな造形に心奪われるコックピットを実現。ドライバーの正面には、湾曲型にデザインされた33インチアドバンスドカラーLEDディスプレイ、宙に浮いているかのようなセンターコンソール、リアルなウッドパネルが上質さと未来的な印象を作る。

そしてドアパネルには、業界初のレーザーエッチングバックライトを配してきらめくような光の動きを生み出す「KOMOREBI(こもれび)」が、キャビン全体に温かみのある空間を演出している。

また、ロータリーコントローラーには高級感あふれるローレット加工が施され、ウッドパネルに映える洗練された輝きを創出。シートには、ロングドライブでも快適に過ごせる新開発の高密度フォームを採用し、レザーに代わる動物由来ではないサステナブルな素材「Inteluxe(インタラックス)」を標準装備している。

電動化されたことで生まれたスペースは、クラス最高レベルの広さの後席のレッグルームをはじめ、電動開閉式のテールゲートを備えたラゲージスペースは通常793L、最大1,722Lの容量を誇る。さらにドアパネルやフットウェルなど好みに応じて照明色を選択できるアンビエントライトは、126色を用意。室内をドラマチックに彩る。

先進のeAWDシステムとステアリングシステム
前後それぞれの車軸にモーターを搭載したデュアルモーター仕様のeAWDシステムにより、優れた俊敏性とよりパワフルかつ長い航続距離を実現。前後モーターを独立して制御することで、4種類のドライブモード(ツアー、スポーツ、スノー/アイス、マイモード)に準じたトラクションと安定性を確保した。

また、フロントサスペンションにはマルチリンク式を採用したほか、ステアリングシステムにはトルクオーバーレイ(STO)を導入、精密な制御や補正を行うことで、常に正確なハンドリングを実現した。タウンユースからダイナミックなドライビングまで、あらゆるシーンに対応してくれる。

パフォーマンスの効率化を実現する新アーキテクチャー
「リリック」は、まったく新しい電気自動車専用のプラットフォームを採用。出力タイプを選択できるドライビングモーターなど、電力の変換や制御、供給を統合したパワーエレクトロニクスとバッテリーセルを組み合わせた独自のモジュラーシステムで構成される。

車両の下部に沿って路面と水平に配置されたバッテリーを、前後のタイヤ間に収めることで低重心による安定性の向上と構造上の強度を確保。前後重量配分も理想値といわれる「50:50」を実現した。前後2モーターからのシステムトータル最高出力は384kW(約522PS)・最大トルクは610Nmを発揮する。

また、回生ブレーキ機能により、アクセルペダルだけで加速から停止まで行えるスムーズなワンペダルドライブを実現。回生ブレーキは3つのレベルから選択可能。

2モーター仕様では、一般的な電気自動車のほぼ2倍もの最大0.4gの回生ブレーキ機能が得られ、回生されたエネルギーはバッテリーに送られて、結果として航続距離を伸ばすことができる。ステアリングのパドルを使用した回生ブレーキの操作も可能。パドル操作のみで完全停止まで制御する。

フル充電で最大510Kmの走行が可能
「リリック」は長距離ドライブを可能にするための容量95.7kWhのバッテリーを搭載。一回の充電での走行距離は510kmを達成。自宅で通常使用する100Vで充電できるほか、200Vの電源を用意すれば充電時間を短縮することが可能。外出先では急速充電(日本仕様ではCHAdeMOに対応)を利用して、充電時には希望の充電終了レベルを設定することもできる。

圧倒的な静粛性とプロ仕様の豊かな音響を提供
「リリック」の高剛性ボディは、優れた静粛性にも貢献。ボディのあらゆる部分に吸音材や制振材を施すことでノイズを減らし、騒音を低減した。フロント・サイドの二重ガラスはもちろん、リアガラスには5mm厚の強化ガラスを採用している。

また次世代型のアクティブノイズキャンセレーションを採用。車体四隅に配置した3軸加速度センサーでタイヤからの振動を検知し、キャビン内のマイクセンサーで検知したノイズと合わせて不快な侵入音を打ち消し、高レベルの静寂性を追求。

マイクとヘッドフォンの世界的なブランド、AKGの全19個のスピーカーが全方位から立体的でナチュラルな音響空間を楽しむことができる。

ロングドライブの快適性を実現するインテリジェント機能
すべての情報がドライバーに瞬時に伝わるようにデザインされた湾曲型33インチアドバンスドカラーLEDディスプレイは、機能別に3つのゾーンで区切られ、9Kにも匹敵する解像度と右ハンドル仕様に合わせたレイアウトを実現。直感的な操作で、スマートなドライビングをサポート。

また、寒冷地での走行に対応するため、「ワイパーヒーター」を搭載。ワイパーパーク部分に内蔵されたヒーターが効果的に雪や氷を融解させ、迅速にワイパーが使用可能となる。これにより、時間の節約だけでなく、結果的に航続距離も伸ばすことができる。

さらに、乗員が車内の空調を設定すると、バッテリーシステムから発する余分な熱を活用して車内に送り込んで温める「ヒートポンプシステム」を採用。厳しい冬においても、効率性を維持できるよう設計されている。フロントシートはヒーター&ベンチレーションを標準装備し、リアにもシートヒーターを備えている。

“事故ゼロ”を目指した革新的な安全技術で乗員や歩行者保護をサポート
高度なレーダーやカメラ、超音波センサー技術を活用し、周囲の交通を感知及び監視。アダプティブクルーズコントロールやレーンキープアシストなどの運転支援システムと連動して、あらゆるシーンで事故リスクの低減に貢献。また、リアカメラミラーは、ズーム機能や明るさ調整に対応し、視界や視認性を向上。安全な運転環境をドライバーに提供する。

20km/h以下で走行中、歩行者や自転車に車両の接近を知らせる車両接近通報装置は、感情に響くように設計された長音と完全五度の音程とオーストラリア古代楽器「ディジュリドゥ」の音を組み合わせた、人間味のある豊かで心地よい独自の警告音を開発。さらにキャデラックとして初めて搭載したサイドバイシクルアラートを合わせて、周囲の安全も確保する。

キャデラック・リリックの販売手法「エージェントモデル」
「エージェントモデル (Agent Model)」は、自動車販売の新しい手法のひとつで、従来のディーラー(販売店)を介した販売方式とは異なる仕組みで、リリックの販売にはこの方式が採用された。

従来のディーラー方式では販売店ごとに価格交渉が可能だったが、エージェントモデルではメーカーが価格を一律に決定。そのため、どの店舗でも同じ価格で購入でき、値引き交渉が不要となる。ディーラーは「販売代理人」となる。ディーラーは在庫を持たずに済むため、資金負担が軽減されるというメリットがあり、より顧客サービスに集中できるようになる。

現在、EV市場ではオンライン販売の需要が高まっており、エージェントモデルの導入によって、メーカーが顧客との関係をより密接にする流れが一般的になってきている。キャデラックも、リリックの販売にエージェントモデルを導入することで、価格の一貫性を保ちつつ、直接顧客とつながる販売方法を強化した形だ。

◆「キャデラック リリック」 主な仕様
 グレード:スポーツ
 ハンドル位置:右
 全長×全幅×全高:4,995×1,985×1,640mm
 ホイールベース:3,085mm
 車両重量:2,650kg
 乗車定員:5名
 電気モーター:交流同期電動機
 最高出力:384kW
 最大トルク:610Nm
 バッテリー容量:95.7kWh
 航続距離(WLTPモード):510km ※ 社内測定値(参考)
 駆動方式:全輪駆動
 指定価格(税込):11,000,000円

◆エクステリアカラー・インテリアカラー・シートトリム組み合わせ
【エクステリアカラー】
 クリスタルホワイト トライコート(有償ペイント)
 ステラーブラック メタリック
 アージェントシルバー メタリック
【インテリアカラー】 【シートトリム】
 スカイクールグレーサントリーニブルーアクセント Intelux(インタラックス)
 *ジュニパー ウィズ スカイクールグレーアクセント フルレザー(有償オプション)
  *受注発注色

キャデラックHP: http://www.cadillacjapan.com 

LE VOLANT web編集部

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