レベルの'64フェアレーン・サンダーボルトを103台の精鋭とするなら、このたった57台の'66フェアレーン427はさらにその上を行くチョーズン・フューだろう。ご覧のようにAMTアーテル製キットの仕様は真っ白、ディアボーン工場からロールアウトしたばかりの状態そのものだ。ユーザーそれぞれにとって思い入れの深い「57分の1」をこのパッケージからいくらでも生み出してくれと言わんばかり。これほど圧倒的なユーザーへの信頼・託付は3イン1の時代にもみられなかったものだ。
写真:秦 正史、畔蒜幸雄