実車ペースカーに装着されているコンチネンタル・キットを再現したパーツは、ビクトリアの方にもオプションとして含められていた。ここにスペアタイヤが内蔵されているとすれば、トランクフードの一部が円形に大きく切り取られているはず……と考えれば分かる通り、これはダミーのコンチネンタル・マウントである(純正オプションの“コロナド・デッキ“)。なお、当時のフォードは実際のペースカーとほぼ同じ仕立てのペースカー・エディションを2000台ほど販売しており、このキットはそちらのキット化と捉えても良いのかもしれない。
写真:羽田 洋、秦 正史