「巻き爪」などとも形容されることのある特徴的なテールランプが目立つリアビュー……だが、リアパネルがごっそりと別パーツになっているため、この状態のボディーだけではその形状は窺えない。基本的な形は四角い箱であるエドセルだけに、そこまでして再現すべき困難さがこのボディーにあるのだろうか、とも思えてしまうが、左右リアフェンダー裾の巻き込みを成型しやすくするための処理、あるいは左右およびリアの凹面のためであろうか。一体ボディーによるプロモからのキット形態誕生より40年、製品としては逆の方向へ向かっていることとなる。
写真:羽田 洋、秦 正史