当時AMTアーテルが抱えていた課題は、当然レベル-モノグラムにとっても課題だった。このレベル-モノグラム「プロフィニッシュ」シリーズは、主な部品を工場で塗装済みとした組立キットのラインナップで、登場は1998年頃、2000年前後にあまり発展が見込めないと判断され消滅するまで展開が続けられた。NASCARやローライダーといったテーマに加えて、特筆性の高いクラシックなテーマも選ばれ、塗装の経験や必要な設備をもたないユーザーにも見映えのするモデルを供給しようとするものだった。各キットに設定されたスキルレベル:1はそれを物語っている。
写真:羽田 洋、秦 正史