
「学び」と「ものづくり」
ポルシェジャパンは、東京大学先端科学技術研究センター個別最適な学び寄付研究部門とともに、中高生を対象とした夏休み5日間のスカラーシッププログラム『LEARN with Porsche (ラーン・ウィズ・ポルシェ)2025』を開催する。
【画像15枚】若さがキラキラ!夢に向けて立ち向かう現場の様子を見る
このスカラーシッププログラムは「サマープログラム」と「ものづくりプログラム」のふたつに分かれており、どちらのプログラムも2025年5月1日から、全国の学生を対象に一般公募を開始している。
LEARN with Porsche 2025 一般公募概要
●サマープログラム 実施概要
テーマ:君の学びを変えるサマープログラム/未来を駆け抜ける君へ「君の学びはこのままで十分か?」
「30年後、君はどこにいるだろう?自然は? 街は? 君のまわりの人たちは?そして、君自身は「生き残れて」いるだろうか?このプログラムは、どこに行くかも、何をするかも、事前にはわからない。でも、たった一つ確かなのは、これまで君たちが出会ったことのない人、環境、動物、歴史、文化、情報、機械、感情などと向き合う時間が生まれること。それは、君自身の視点や視野を大きく変えるに違いない。今の学びに違和感を覚えている君、ぜひ一緒に旅に出よう!」
プログラム実施期間:2025年8月18日(月)~8月22日(金)
募集対象/人数:中学生・高校生/10名程度
実施場所:日本を移動しながら
募集期間:2025年6月29日(日)17:00まで
詳細及び募集要項:LEARN with Porsche 2025サマープログラム・サイト内より参照のこと
●ものづくりプログラム 実施概要
テーマ:ものづくりが好きな若者向けのプログラム/森や機械に興味のある高校生あつまれ「ポルシェで森に入る 〜60年代のポルシェトラクターを整備して森の生活を知る5日間〜」
「現代の機械はブラックボックス化されている。エンジニアが長い年月をかけて開発したエンジンには、学ぶべきものがたくさんある。自然の中の暮らしは、現代文明の中で生活する若者にとっては遠い世界だ。そこで長く生活する人々の持つ知恵からは、学ぶことがたくさんある。このプログラムに教科書はない。古いトラクターや、森に生きる人々と、共に過ごす5日間。そこで君は何を得るだろうか」
プログラム実施期間:2025年7月28日(月)から8月1日(金)
募集対象/人数:高校生・高等専門学校生/10名程度
実施場所:北海道十勝地方
募集期間:2025年6月15 日(日)17:00まで
詳細及び募集要項:LEARN with Porsche 2025ものづくりプログラム・サイト内より参照のこと
ポルシェジャパンは日本の社会課題のひとつとして、「若者が将来に向けて『夢』を見つけられていないこと」、「未来の『夢』に向けた教育投資が少ないこと」に着目し、若者が「夢」を見て、叶えるその瞬間に寄り添うためのCSR活動を立ち上げたという。
「Porsche. Dream Together」(ポルシェ・ドリームトゥゲザー)プロジェクトは、サステナビリティ、コミュニティ、若者サポートの3つの軸をもち、目的に応じた企画発案と活動を実施しているとのこと。
東京大学先端科学技術研究センター個別最適な学び寄付研究部門と共に2021年に立ち上げたスカラーシップ「LEARN with Porsche」は、前述の3つのうち、若者サポートの軸に属する。現在の学校教育と違った実体験を提供することにより、夢に向けて立ち向かう力を養い、これからの学びに必要な心構えを持てることに期待するとしている。
プログラム実施4年目となる2025年2月16日には、東京大学大講堂(安田講堂)で、プログラムに参加した学生と大人が集い、振り返りとなるシンポジウムを開催。532名が当日参加した。プログラム実施後も学生たちとの集いの場を設け、継続した繋がりを深めていくという。
「LEARN with Porsche」は、「未来の壁に立ち向かっていくスカラーシップ生を探し、これからの学びに必要な心構えと夢をプレゼントする独自のスカラーシッププログラム」とされている。LEARNは、Learn Enthusiastically(熱心に学び)、Actively(積極的に)、Realistically and Naturally(現実的かつ自然に)の頭文字を取ったもの。その趣旨については、ポルシェジャパンは次のように説明している。
「自然災害の発生や社会情勢の変化など不確定・不安定な状況下にも、リアルな生活の中に社会の現実を直視し、そこで得た経験、教科書やネットで学んだ知識を結びつけていく必要があります。それと同時に非日常な体験を通して課題に立ち向かう突き抜けた力を養うことも大事だと考えます。
実施するプログラムでは、情報機器を使わず経験や体験、人との関わりを通して答えを導き出すようなカリキュラムを用意し、今年も5日間ほどの体験合宿を企画しています。選考は、全国の中高生を対象に公募し、その中から書類選考と面談を実施した上で10名のスカラーシップ生を選びます。どちらのプログラムも、参加費・旅費・宿泊費はスカラーシップとして運営事務局が規定に従い負担します」
同社によれば、第1回から第4回の内容は以下のようなものだったとのこと。
「2021年の第1回目は、情報機器を使わず限られた情報の中、目的地までの行き方を空港内で探す課題からスタート。目的地では初めて接する馬と向き合い、貸切サーキットで最新のポルシェに乗りクルマのルーツを探るといった、毎日異なる体験に取り組んだ。
2022年の第2回目は、四国宇和島の壮大な段畑の修復作業、土佐久礼のカツオ漁体験など、先人から続く生活と仕事の移り変わりを学んだ。最終日にはポルシェ・エクスペリエンスセンター東京で最新のポルシェに乗り、ドライビングコーチの専門的職業について知った。
2023年の第3回目は、地方からの出稼ぎ労働者の街を対象に、チームに分かれ現場聞き込み、歴史を紐解いた。その後、北海道最北端の礼文島と利尻島を巡り、現地の仕事に関わりながら島の歴史や生活などについて考えた。この年には60年代のポルシェトラクターをレストアする、ものづくりのプログラムも始動。
2024年の4回目は、九州を舞台に鹿児島と熊本の2チームに分かれ行動し、現地で入手した歴史や文化の情報を点から線に、面に変化させる考え方を学んだ。一方ものづくりプログラムでは、クラッチなどをレストアした後、実際に畑で動かし耕す稼働状態にまでトラクターを蘇らせた」
LEARN with Porsche
LEARN with Porsche 2021 「サマープログラム」活動報告
LEARN with Porsche 2022 「サマープログラム」活動報告
LEARN with Porsche 2023 「サマープログラム」活動報告
LEARN with Porsche 2024 「サマープログラム」活動報告
LEARN with Porsche 2023 「ものづくりプログラム」活動報告
LEARN with Porsche 2024 「ものづくりプログラム」活動報告
LEARN with Porscheシンポジウム「これからの教育探究会議」活動報告
【LEARN with Porscheプログラムに関する問い合わせ】
東京大学先端科学技術研究センター 個別最適な学び寄付研究部門内 LEARN事務局e-mail:info@learn-project.com
LEARN ホームページ
【問い合わせ】
ポルシェコンタクト0120-846-911