シャシーはさも当然のようにフレームがフロアと別体のものとなっている。これも前回見たクライスラーやエドセル同様の(もちろん今回のベルヴェディアもそうだということになるが)流儀である。このあたりの年式のフォードと言えば、AMTアーテルではamt時代からの1940年型セダンやセダンデリバリー、クーペが1990年代末当時でも現役であったが、1960年代の金型を使い続けるそれらのキットがフレーム一体のシャシーであったことを考えると、隔世の感がある。
写真:羽田 洋、秦 正史