フィフティーズ・アメリカンカーのなかでもひときわ凝ったアウトフィット――とくにリアフェンダー部、アンダーボディーへのロールを正確に再現するため、レベルは金型に異例の高コストをかけたと噂されているが、効果はてきめん。また、同じGM Aボディーの同世代車を再現したキットにはamtの1951年型シボレーがあるが、例えばフロントからサイドに流れるようにつながるウィンドウ下端のラインを比べると、このオールズのボディーにおける優秀さがよく分かるだろう。
写真:羽田 洋、秦 正史