
7か国・総額100万ポンド以上の支援を提供
英国発祥のアドベンチャー・ブランド「ディフェンダー」は、地域の自然保護や人道支援に尽力する団体を称え、支援するための新たなグローバルプロジェクト「DEFENDER AWARDS」を設立した。このアワードは、ブランドの哲学である「不可能を可能にする」を体現し、世界中でポジティブな変化を生み出す「チェンジメーカー」を力強く後押しすることを目的としている。応募期間は2025年4月15日~6月17日。
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長年の支援活動を礎に、より地域へ根ざした支援を
ディフェンダーの支援活動の歴史は長く、1954年に英国赤十字社と提携し、ケニアとドバイで活動する看護師らをサポートしたことにまで遡る。また、アフリカの自然保護団体Tusk(タスク)とは数十年にわたり提携し、密猟対策部隊の支援など、絶滅危惧種の保護にも貢献してきた。今回のDEFENDER AWARDSは、これらの長年の経験を基盤とし、支援の輪をより地域に根ざした小規模な非政府・非営利団体へと広げるために創設されたものであるディフェンダーの担当マネージング・ディレクターであるマーク・キャメロン氏は、次のようにコメントしている。
「私たちは、自然保護と人道支援のヒーローたちを称え支援するためにDEFENDER AWARDSを立ち上げました。グローバルプロジェクトでありながら、地域に焦点を当てるものでもあり、脆弱な生息地、生物種、コミュニティを支援してきたディフェンダーの輝かしい歴史をさらに豊かなものにするでしょう」
受賞団体には車両提供を含む手厚いサポート、日本も対象
このアワードは、英国、フランス、ドイツ、イタリア、日本、オーストラリア、南アフリカの7か国が対象となる。最終的に選出される7つの受賞団体には、それぞれ10万ポンド(日本は2000万円)の支援金と、活動を支えるためのディフェンダー車両1台が提供される。さらに、希望に応じて各分野の専門家によるメンタリングも受けられるなど、支援は総額100万ポンド(約2億円)規模に及ぶ。
応募は以下の4つのカテゴリで受け付けられる。
・Wild:絶滅危惧種の保護・保全
・Humanity:社会的弱者の支援
・Land:環境保護・保全・再生
・Sea:海洋種・沿岸環境の保全・回復
応募期間は2025年6月17日午前8時59分まで。締切後、各国のパネリストによる審査を経て最終候補56団体が選出され、そこからグローバルパネリストによって最終的な7団体が決定される。
日本の審査を担う4名のパネリスト
対象国のひとつである日本でも、独自の審査プロセスが設けられ、以下の4名の専門家がパネリストとして審査にあたる。
・菊池 夢美(きくち むみ):一般社団法人マナティー研究所 理事
・深本 南(ふかもと みなみ):社会起業家・環境活動家/株式会社UPDATER エグゼクティブアドバイザー
・松島 倫明(まつしま みちあき):『WIRED』日本版 編集長/内閣府ムーンショットアンバサダー
・山崎 晴太郎(やまざき せいたろう):株式会社セイタロウデザイン 代表取締役 クリエイティブディレクター
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このDEFENDER AWARDSは、ブランドの輝かしい歴史を未来へとつなぎ、地球上の脆弱なコミュニティや環境を守るヒーローたちに光を当てる、意義深い取り組みとなるだろう。