
既存のハイブリッドは「408GTプラグインハイブリッド」へ名称変更
ステランティスジャパンは、新開発ハイブリッドパワートレインを導入した「PEUGEOT 408GT Hybrid(プジョー408GTハイブリッド)」を、2025年7月15日、全国のプジョー正規ディーラーにて発売した。希望小売価格(税込)は5,290,000円。
【画像11枚】高効率かつ力強い走りを予感させる「408GTハイブリッド」を見る!
実用燃費が飛躍的に向上
408GTハイブリッドに搭載されるのは、新開発ガソリンターボ・エンジンと、電動モーター内蔵の6速デュアルクラッチ・トランスミッションを組み合わせた、48Vマイルドハイブリッド・システムである。電動モーターのアシストにより発進停止時の振動が抑制され、低速からの力強いトルクの立ち上がりと共に、スムーズで心地よい加速が味わえるという。
また、走行状況によって約30km/hまで電気による走行が可能。信号待ちの多い市街地走行では1時間あたり約50%はエンジンを使用しない状態となり、実用燃費が飛躍的に向上するとのこと。ガソリンエンジンのみ搭載の場合と比較して22%超の燃費性能改善を実現したとされる。
新開発エンジンの特徴と旧仕様からの改良ポイントは以下の通り。
・タイミングベルトから強度の高いタイミングチェーンに変更し、耐久性を向上
・ミラーサイクル採用により、高効率運転を実現
・ターボチャージャーのジオメトリー可変領域の拡大
・ローラー式バルブリフターによる摩擦低減
・インジェクターの高圧化(最大噴射圧 35MPa)
・最高出力は6psアップし、システム合計出力は145psに向上
【新型ハイブリッドパワートレイン基本スペック】
エンジン:1.2Lガソリンターボ・エンジン
モーター:16kW
駆動用バッテリー:48V/897.9Wh
システム合計最高出力:107kW(145ps)
トランスミッション:6速デュアルクラッチ・オートマチック
燃費:20.4km/L(WLTCモード)
ボディカラーは「オケナイトホワイト」、「オブセッションブルー」、「エリクサーレッド」、「ペルラネラブラック」の合計4色から選択可能。なお、この新マイルドハイブリッドモデル408GTハイブリッドの発売を機に、既発売のプラグインハイブリッド(PHEV)モデルの名称は「408GT Plug-in Hybrid(408GTプラグインハイブリッド)」へ変更される。
発売記念限定車も登場
また、この新モデルの発売を記念して、通常のカラーラインナップに設定されていないボディカラー「セレニウムグレー」を採用した限定車、「408GT Hybrid Selenium Edition(408GTハイブリッド・セレニウムエディション)」が、全国のプジョー正規ディーラーにて、100台限定で同時に発売されている。希望小売価格(税込)は5,350,500円。
このセレニウムグレーは、プジョー2008で初めて採用され好評を博したカラーで、408では、昨年に続き2度目の登場となる。洗練されたグレートーンが、408の先進的なデザインをより一層引き立てるという。