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ボルボは2025年8月27日、新型SUV「XC70」を発表した。このモデルは同社初の長距離走行可能なプラグインハイブリッド車であり、電気のみで200km以上(CLTCテストサイクル)の航続距離を実現。中国市場では予約注文が開始されており、欧州への導入も計画されているという。
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長距離移動を可能にするパワートレインと充電性能
新型XC70は、長距離プラグインハイブリッド向けに新開発された「スケーラブル・モジュラー・アーキテクチャー(SMA)」プラットフォームを基盤としている。電気のみでの航続距離は200kmを超え、ボルボのプラグインハイブリッド車としては最長となる。効率的な内燃エンジンを組み合わせることで、充電や給油なしで1,200km以上の走行が可能だ。
充電性能も高く、急速充電技術により0%から80%までをわずか23分で充電できる。さらに、双方向充電機能も備えており、専用アダプターを使用することで車両のバッテリーを電源としてアウトドア用品などに給電することも可能である。
「新型XC70は、電気自動車の利点を享受したいけれど、まだ完全な電気自動車への移行には踏み切れないお客様にとって、非常に魅力的な選択肢です」と、ボルボ・カーズCEOのホーカン・サミュエルソン氏は述べている。「この車は、当社の電動化製品ポートフォリオの礎であり、お客様にとって完全な電気自動車への架け橋となるものです。そして、世界最大の自動車市場における当社のプレゼンスを強化してくれるでしょう」
また、大径ホイールと高い地上高、そして全輪駆動能力により、より困難な道路環境にも対応するという。
スカンジナビアンデザインと機能性
デザインは、ボルボの伝統であるスカンジナビアンデザインを現代的に解釈したものだ。フロントには、電気自動車モデルを彷彿とさせる盾のような閉じたグリルと、空力性能や冷却などを最適化するというアクティブグリルシャッターが備わる。リアでは、垂直なC字型テールライトがリアガラスに滑らかに統合され、モダンさを演出。
室内は、高品質な素材を使用した広くクリーンな空間が特徴。ボルボでは、「快適なシートに座り、スマートな収納に囲まれ、運転手も乗客も、清潔で時代を超越したスカンジナビアンデザインと高品質な素材が特徴の広々としたキャビンを楽しむことができます。メディアスイッチから没入感のあるサウンド体験まで、細部にわたってプレミアムな質感が感じられ、これらは車の室内音響に合わせて慎重に調整されています」と説明している。
最新のインフォテインメントと安全技術
コックピットには12.3インチのドライバーディスプレイと、大型の15.4インチ横型センターディスプレイを配置。この横型ディスプレイは、大きなナビゲーションマップを表示しつつ、他の機能も同時に操作できるため、直感的で効率的なマルチタスクが可能だという。オプションで92インチの拡張現実ヘッドアップディスプレイも選択できる。
インフォテインメントシステムには、AIによる音声アシスタントや、車両機能の多くの遠隔操作、そして無線でのソフトウェアアップデート機能(OTA)も搭載されている。
また、安全技術としては「セーフ・スペース・テクノロジー」の搭載も特筆される。レーダーやカメラなどのセンサーで常に周囲を監視し、衝突の回避・軽減を支援するという機能だ。ドアを開ける際、近くに自転車などがいる場合警告を発するドアオープニングアラートなど、都市環境での安全性を高める機能も含まれる。自動レーンチェンジアシスト、パークパイロットアシスト、アクティブナビゲーションサポートなども提供されるという。
XC70はすでに生産が開始されており、中国で先行して予約注文を受け付けている。なお、上記の製品詳細は中国市場で発売されたモデルに適用されるものであり、他の市場においては異なる場合もありうる。
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