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【速報】マツダ「CX-30」がカラフルなアートカーに。英国「CarFest」で子供たちや著名人と共同制作

子供たちの色彩とスターのサインで輝く、特別なマツダCX-30

マツダの英国法人は2025年9月15日、一台の特別なアートカーに関する詳細を発表した。これは、2025年8月22日から24日にかけてハンプシャーで開催されたイベント「CarFest 2025」の期間中に制作されたもので、マツダの人気のコンパクトクロスオーバーSUV「CX-30」をキャンバスに見立て、アーティストとイベント来場者、そしてステージに登場した著名人たちが共同で創り上げた、世界に一台だけの作品である。このユニークな試みは、新型EVセダン「マツダ6e」の英国一般初公開と並び、イベントの大きな目玉となった。

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アーティスト、ルーク・クランプ氏が描く「巨大なカーキャンバス」

CarFestは、プレゼンターのクリス・エヴァンス氏によって創設され、今回で14回目を迎えた英国の人気イベントである。その使命の核心は、英国の子供たちのためのチャリティ活動への資金を集めることであり、マツダUKもこの趣旨に賛同し、イベントをサポートしている。今回のアートカープロジェクトは、マツダがスポンサーを務める「StarFest Stage」のすぐ隣で、3日間にわたってライブで実施された。

アートカーのベースデザインを手がけたのは、英国のドゥードゥル・アーティストとして知られるルーク・クランプ氏だ。彼の特徴的なスタイルである「ドゥードゥル・スタイル」の線画が、真っ白なCX-30のボディ全体に描かれた。クランプ氏はこの共同作業について、こう語っている。
「マツダと共にCarFestの週末を過ごせたことは素晴らしい経験でした。3日間かけて、私は真っ白なマツダCX-30を、私のサインである『ルーク・クランプ』ドゥードゥル・スタイルの線画で覆われた巨大な『カーキャンバス』へと変貌させました」

フェスティバルのエネルギーを詰め込んだ、参加型のアート

このCX-30のデザインには、マツダというブランド、フェスティバルの楽しさ、そしてCarFestの活気あふれる雰囲気がふんだんに盛り込まれ、イベントのエネルギーと興奮を捉えることが意図された。そしてこのプロジェクトの最大の特徴は、来場者を巻き込んだインタラクティブな制作プロセスにあった。クランプ氏が描いたアウトラインの内側を、イベントに訪れた子供たちが色とりどりのペンを手に取り、思い思いの色で埋めていったのである。この試みは、CarFestが掲げるチャリティの方向性を的確に反映したものであり、子供たちの貢献がアートカーに特別な意味を与えている。

クランプ氏は、「最も素晴らしかったのは、観客の助けを借りて作品が命を吹き込まれていくのを見られたことです。フェスティバルの参加者がカラーペンを手に取り、自分たちのタッチを加え、これを巨大な共同アート作品へと変えてくれました」と述べ、参加型の創作活動の成功を喜んだ。

「人々が参加できるインタラクティブな作品を創ることは私の活動の重要な部分であり、大企業が若いアーティストと協力し、支援する姿を体験できたことは素晴らしいことでした」と、マツダとの協業を高く評価している。

屋根には豪華著名人たちのサインがずらり

このアートカーをさらに特別なものにしたのが、StarFest Stageに登場した英国の著名人たちによるサインである。屋根の部分には、コメディアンのロブ・ブライドン、ショーン・ウォルシュ、エド・バーン、俳優のスー・ポラードとベン・ミラー、さらに自転車競技の英雄クリス・ホイ卿、イベント創設者のクリス・エヴァンス、そして人気番組「SAS: Who Dares Wins」のスター、ビリー・ビリンガムといった豪華な顔ぶれのサインが書き込まれた。

マツダUKのマーケティングディレクター、ジェームズ・クラウチ氏は、「CarFestは、我々の全く新しいEVであるマツダ6eを初めて英国の公の場で披露するのに最適な場所でした。そしてCX-30アートカーは、イベントが重視する子供たちのためのチャリティと、StarFestに集う著名人たちを、一つの共同作品として見事に表現する方法となりました」と、この企画の意義を語った。

昨年の「ポピーカー」に続く、マツダUKのユニークな挑戦

CarFest 2025でのお披露目を終えたCX-30アートカーは、マツダUKの本社に展示された後、今後は英国各地のディーラーイベントや各種アクティビティで活用される予定だ。マツダUKがアートカーを制作するのは、この12ヶ月で2度目となる。前回は2024年11月に、負傷した軍人や退役軍人の社会復帰を支援する団体「ミッション・モータースポーツ」と共同で、マツダMX-30 R-EVをベースにした「ポピーカー」を制作しており、今回のCX-30はそれに続くものだ。

なお、CarFest 2025は、今年1月のブリュッセルモーターショーで世界初公開された新型EV「マツダ6e」が、英国の一般の前に初めて姿を現した記念すべき場でもあった。この新型車は、定評ある内燃エンジン搭載のマツダ6に新たな解釈を加えたモデルであり、モダンで流麗なエクステリア、洗練されたキャビンデザイン、そしてマツダが誇る運転体験へのこだわりを特徴としている。英国のショールームへの登場は2026年が予定されている。

アートカーのベースとなったCX-30は、e-Skyactiv Gおよびe-Skyactiv Xガソリンエンジンを搭載し、21ものモデルバリエーションを持つコンパクトクロスオーバーSUVで、英国市場で最も人気のあるマツダ車の一つである。ブランドの創造性と社会貢献への姿勢を体現したこのユニークなアートカーは、今後、英国各地で多くの人々の目に触れることになるだろう。

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※この記事は、一部でAI(人工知能)を資料の翻訳・整理、および作文の補助として活用し、当編集部が独自の視点と経験に基づき加筆・修正したものです。最終的な編集責任は当編集部にあります。
LE VOLANT web編集部

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