ニュース&トピックス

7600馬力の“猛牛”が海を駆ける! ランボルギーニが新型ヨット「テクノマール 101FT」を世界初公開

猛牛がいま海に放たれる!

ランボルギーニとイタリアン・シー・グループは2025年9月23日、モナコ・ヨットショーにおいて、新型モーターヨット「Tecnomar for Lamborghini 101FT(テクノマール・フォー・ランボルギーニ101FT)」をワールドプレミアとして発表した。

このヨットは、両社の協力によって生み出され、ランボルギーニのスーパースポーツカーが持つデザインDNAとパフォーマンスを、海上で表現することを目指したものである。両社のコラボレーションは2020年に始まっており、ランボルギーニの創業年を記念した「テクノマール・フォー・ランボルギーニ63」は大きな成功を収めた。今回の新型「101FT」は、その全長約30m(101フィート)にちなんで名付けられている。

【画像24枚】海に陸に! 所を選ばず疾駆するランボルギーニ魂の詳細を見る

ランボルギーニのデザイン哲学を随所に反映

この101FTのデザインは、言うまでもなくランボルギーニの象徴的な要素を色濃く反映したものとなっている。まずエクステリアは、わずか29台の限定生産車である「Fenomeno(フェノメノ)」からインスピレーションを得ており、進水時のカラーリングには「Giallo Crius(ジャッロ・クレイオス)」が採用された。フロントとリアのライトも同車を参考にしている。

101FTのルックスのインスピレーション元となったランボルギーニ・フェノメノ

また操舵席はランボルギーニのハイブリッドV8モデル「Temerario(テメラリオ)」から着想を得ており、操縦時にはランボルギーニのスーパースポーツカーを運転しているかのような感覚が得られるという。インテリア全体は、色使いやステッチ、形状などでランボルギーニの各モデルとの親和性が持たされている。六角形やクリーンなライン、そして「Y」字といった、ブランドの象徴的な要素が取り入れられているのである。ヨット内には最大9名のゲストが宿泊可能で、3つのクルーキャビンも備わる。

101FTの船内デザインのインスピレーション元となったランボルギーニ・テメラリオ

強力なパフォーマンス

技術仕様としては、3基の強力なMTU 16V 2000 M96Lエンジンと3つのサーフェスプロペラを組み合わせている。これにより、総出力7600hpを発生させ、最高速度45ノット、巡航速度35ノットを実現する。アウトモビリ・ランボルギーニの会長兼CEOであるステファン・ヴィンケルマン氏は、このプロジェクトについて次のようにコメント。

「101FTによって、私たちはランボルギーニのDNAを海にもたらします。パフォーマンス、デザイン、革新性が、航海のラグジュアリーの概念を再定義するモーターヨットに結集しました。これは単なるヨットではなく、イタリアの卓越性の表明です。イタリアン・シー・グループとアウトモビリ・ランボルギーニは、美、技術、そして究極のパフォーマンスに情熱を燃やす、特別な顧客層を共有しています。まさにこの共通のビジョンが、私たちのコラボレーションを非常に自然で意義深いものにしているのです」

また、ランボルギーニのデザインディレクターであるミィティア・ボルカート氏は、デザインについて以下のように述べた。
「101FTモーターヨットで、私たちはスーパースポーツカーの主要なデザイン特性を具現化する製品を創造することを目指しました。エクステリアからカラー、インテリアエリアに至るまで、すべてのディテールがランボルギーニのDNAを想起させ、インスピレーションを得ています」

「サンタアガタ・ボロニェーゼのランボルギーニ歴史的本社で20年間活動している私たちのチェントロ・スティーレ(デザインセンター)は、すべての要素が細部にわたって研究され、ブランドの紛れもないデザインを反映するように注意深く取り組みました。」

今回モナコ・ヨットショーで発表されたのはスケールモデルであり、最終モデルの進水は2027年末を予定している。

【画像24枚】海に陸に!所を選ばず疾駆するランボルギーニ魂の詳細を見る

※この記事は、一部でAI(人工知能)を資料の翻訳・整理、および作文の補助として活用し、当編集部が独自の視点と経験に基づき加筆・修正したものです。最終的な編集責任は当編集部にあります。
LE VOLANT web編集部

AUTHOR

注目の記事
注目の記事

RANKING