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【日本導入決定】アルピーヌ、新型電動スポーツファストバック「A390」を正式発表。価格は67,500ユーロから、高性能版GTSも設定

本国での全顧客向け一般受注開始は11月18日

アルピーヌは2025年10月27日、新型電動スポーツファストバック「A390」を正式発表した。フランスでは、2025年11月4日より注文受付が開始される。まず受注開始となるのは「GT」バージョンで、価格は67,500ユーロ(付加価値税込み)から。2026年初頭には「GTS」バージョンが78,000ユーロ(同)で追加予定。実車は2025年末にアルピーヌ・ストアに導入され、最初の顧客納車は2026年初頭が予定されている。

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ビジネス用途までも視野に!?

A390は、A290に続くブランド第2弾の電気モデルであり、5人乗りのスポーツファストバックだ。3基の電気モーターによる全輪駆動システム、新開発のアルピーヌ・アクティブ・トルク・ベクタリング(AATV)を搭載し、ファミリーユースのみならずビジネス用途までも視野に入れたモデルとして開発された。

設計および製造はフランスで行われ、組み立てはマニュファクチュール・アルピーヌ・ディエップ・ジャン・レデレ、モーターはクレオン、バッテリーはドゥエ(セルはフランスおよびヨーロッパ製)で生産される。装備面では、専用のミシュランタイヤやデビアレ製オーディオシステムを採用するなど、フランスのサヴォアフェール(匠の技)を象徴するものとされている。

注文受付は前述の通り11月4日の開始だが、これは「アルピーヌA390プレミアパス」の保有者がA390 GTを優先的に注文できるというもので、全顧客向けの一般受注開始は11月18日から。

アルピーヌA390 GTの価格と具体的な仕様

A390 GTの価格は67,500ユーロからで、89kWhのバッテリーを搭載し、0-100 km/h加速は4.8秒、航続距離は最大555km(WLTP)。

標準装備として、外装にはアルピーヌLEDシグネチャーライティング、アダプティブ・マトリックス・ヘッドライト、ミシュラン・スポーツEVタイヤ装着の20インチ・ダイヤモンドカット・アロイホイールが備わる。内装はアルカンターラとナッパレザーのコンビネーションで、ヒーター付き電動調節式のアルピーヌ・スポーツシート(パーフォレーテッド・アルカンターラ)や、F1に着想を得たステアリングホイールが装備される。

快適装備としてはデュアルゾーン・エアコン、Devialet(デビアレ)13スピーカー・オーディオシステム、Google統合型Alpine Portalを含む12インチのコネクテッド・デジタル・インターフェースなどを搭載する。最初期に購入のユーザー(2026年6月まで)向けには、5年間にわたる月間10GBのコネクテッドサービス・データが含まれる。

運転支援機能は、アダプティブ・クルーズ・コントロール、レーン・キーピング・アシスト、自動緊急ブレーキ、360°カメラ、6つのエアバッグ、疲労検知など。充電関連では、ヒートポンプと11kWの双方向充電器が標準装備され、オプションで22kWにも対応する。DC急速充電は最大150kWに対応し、15%から80%までを29分で充電可能だ。V2L(Vehicle to Load)機能にも対応している。

オプションとして用意されているのは、「アルピーヌ・ブルー・ビジョン」などのボディカラー、ミシュラン・パイロット・スポーツ4Sタイヤ装着の21インチホイール、サベルト製ナッパレザー・スポーツシート(ヒーター&マッサージ機能付き)、デビアレのXtremeSoundオーディオシステム、アルピーヌ・エキスパート・テレメトリーなど。

遅れて登場するアルピーヌA390 GTSの仕様は?

2026年初頭に発売予定のA390 GTSは、GTの400psに対し最高出力470psとなるハイパフォーマンスモデルであり、0-100 km/h加速3.9秒、最高速度220 km/hを誇る。専用ミシュラン・パイロット・スポーツ4Sタイヤ装着の21インチ鍛造アルミニウム「スノーフレーク」ホイール(グロスブラック仕上げ)を標準装備、ブレーキキャリパーは6ピストン・モノブロックがフロントに装着される。

内装は、ヒーター、マッサージ機能、電動調節付きのサベルト製アルピーヌ・スポーツフロントシート(ツートーン・ナッパレザー)、13スピーカーとスペースモードを備えたデビアレXtremeSoundを標準装備。

運転支援機能はレーンセンタリングやハンズフリー・パーキングを含む「ドライビングパック」が標準となる。DC急速充電はGTSではさらに強化され、最大190kWに対応し、15%から80%までを25分未満で充電できる。また、「アルピーヌ・テレメトリクス・エキスパート」システムを搭載。ドライビングスキルの向上をサポートするというもので、モバイルアプリと連携し、ラップタイム、横G、加速、ブレーキ、トルク配分、温度などをリアルタイムで監視できるものであるとのことだ。
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アルピーヌA390は、日本市場への導入についても決定している旨がアルピーヌ・ジャポンからアナウンスされている。これについても続報を待ちたい。

※この記事は、一部でAI(人工知能)を資料の翻訳・整理、および作文の補助として活用し、当編集部が独自の視点と経験に基づき加筆・修正したものです。最終的な編集責任は当編集部にあります。
LE VOLANT web編集部

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