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2025年11月1日、フォルクスワーゲンオーナー限定イベント「VW Weekend Meetup」が東京・代官山のT-SITEで開催された。空冷モデルから最新のID.4まで約80組の愛車が集結するなか、ドイツ本社からトーマス・シェーファーCEOが電撃訪問。オーナーとの交流を楽しみ、メディアには「次期ゴルフのEV化」や新型EVの日本導入意欲も語った。
【画像37枚】歴代ゴルフ、ビートル、ID.4まで。代官山「VW Weekend Meetup」の参加車両とイベントの様子を見る
サプライズゲストにVWブランドCEOが登場
このVW Weekend MeetupはVWオーナー同士の交流を深めるイベントとして企画され、「I Love Volkswagenフォトキャンペーン」の受賞者と、抽選で選ばれたVWオーナーあわせて約80組が、自慢の愛車とともに早朝の代官山 T-SITEに集まった。
駐車場を埋め尽くすVW車は、「タイプ1」(通称ビートル)や「タイプ2」(通称ワーゲンバス)、「カルマンギア」といった空冷エンジン搭載モデルから、各世代の「ゴルフ」、「Tクロス」や「Tロック」などのSUV、そして、最新の「パサート」や「ID.4」とバラエティ豊か。なかには広島や金沢からはるばる東京まで駆けつけたVWオーナーもいて、会場はプログラム開始前から熱気に包まれた。
イベントでは、フォトキャンペーンの授賞式を皮切りにプログラムがスタート。会場の駐車場では、参加車両を前におなじみのモータージャーナリストの藤島知子さんが、来場した「ゴルフ」オーナーと会話しながら、それぞれのカーライフを浮かび上がらせ、ゴルフの魅力に迫った。
それが終わると、ドイツ本社からのサプライズゲストが登場。なんと、フォルクスワーゲン ブランドCEOのトーマス・シェーファー氏はじめ、セールス・マーケティング・アフターセールス担当取締役のマーティン・サンダー氏やグローバル生産・物流担当取締役のクリスチャン・フォルマー氏という顔ぶれに、参加者からどよめきが起こる。
その後は、シェーファー氏らは会場の参加車両を眺めたり、VWオーナーと会話するなど交流を楽しみ、あっというまにお開きの時間に。最後は全員で集合写真を撮ってイベントは終了。VWオーナー、VW本社のVIPともに、記憶に残るひとときとなった。
VWが輸入車ナンバーワンに返り咲く日は近い!?
イベント終了後、シェーファー氏らはメディア関係者の取材に応じた。ブランド再生を掲げるシェーファー氏は、「Volkswagen Boost 2030」を軸に進める構造改革と電動化戦略を説明し、日本市場を「特別な存在」と位置づけた。今後は「日本市場に合った魅力的な商品を導入する」として新型EV「ID.Polo」「ID.Cross」の投入に意欲を示した。
「欧州でEV需要が減速している」との見方を否定し、「需要は伸び続けており、ペースが緩やかなだけ」と説明。フォルクスワーゲンはヨーロッパのEV市場で首位を維持する一方、地域特性に応じ「T-Rocにフルハイブリッドを採用するなど柔軟な戦略を取る」と述べた。
看板モデルであるゴルフについては、現行の8.5世代を「過去最高の完成度」としつつ、次期型はEV専用プラットフォーム「SSP」を採用予定と明かし、2030年初頭には導入したい考えである。
最後に、「これからの10年でVolkswagenを再び最強のブランドに復活させる」と力を込め、「日本市場をさらに盛り上げるため努力を続ける」と締めくくった。
オーナー紹介1_ゴルフ8.5 GTI/川島亜紀さんと息子さんの佳(カイ)君
「ゴルフに乗るために免許を取りました」という川島さんは、ゴルフ3を皮切りにこれまで13台のゴルフを乗り継いできた。ゴルフとともに「ゴルフ トゥーラン」や「Tロック」を同時所有したこともあるが、VW以外の経験はないという筋金入りのVWファンだった。愛車のゴルフの洗車はもちろんいつも必ず手洗い(笑)。息子の佳君も必ずやVW乗りになるはずだ!
オーナー紹介2_eゴルフ/Oさん
EVに興味を持ち「やっぱりゴルフのEVに乗りたい」とこのeゴルフを手に入れたOさんは、広島から途中6回充電しながら、はるばる東京までやってきた。バッテリー容量が大きく、充電速度が速いID.4に興味を持ちながらも、ゴルフらしさ溢れるこのEVが手放せないという。
オーナー紹介3_タイプ2/緑川由美子さん&祐輔さん
かれこれ25年ほど愛用している1960年式“ワーゲンバス”を、5年前に2年かけてレストア。塗装を剥がし、埋められたパテを取り去り、あるがままのボディに艶消し塗装をした今の状態がとてもお気に入り。オーナーの由美子さんは、愛車とコーディネートした素敵な和服姿が印象的。ご主人の祐輔さんは休日はビートルでレースを楽しんでいる。息子さんもVWに乗るVW一家。どんだけ好きなんだー(笑)。
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