メルセデスAMG GT 4ドアクーペ「Final Edition」発表
メルセデス・ベンツ日本は2025年11月18日、「メルセデスAMG GT 4ドアクーペ」の特別仕様車「Final Edition(ファイナルエディション)」を発表した。ラインアップは「Mercedes-AMG GT 53 4MATIC+ (ISG) Final Edition」(限定30台)と「Mercedes-AMG GT 63 S E PERFORMANCE Final Edition」(限定5台)の2モデル。GT 4ドアクーペの集大成にふさわしいバッジがあしらわれ、限定カラーや多数のカーボンパーツを装備する。同日より注文受付を開始し、納車は2025年11月以降を予定している。
【画像12枚】マットグレーのGT 53、マットグリーンのGT 63 S。2つの「Final Edition」のディテールを写真で比較する
限定30台、2550万円。カーボン内外装とリアアクスルステアリングを標準装備した「GT 53」
メルセデスAMG GT 4ドアクーペは、メルセデスAMG 社が独自開発したスポーツカーであり、究極のハイパフォーマンスと官能的なデザイン、快適な室内空間、そして4ドアの利便性を兼ね備えたモデルである。
今回発売されたGT 53 Final Editionは全国30台の限定モデルであり、外装色には、通常モデルで有償オプションとなる「MANUFAKTUR グラファイトグレーマグノ(マット)」が採用された。足元にはブラックカラーの「21インチ AMGアルミホイール<鍛造>」が組み合わされる。
さらに、通常モデルでは有償オプションの「AMG イエローブレーキ・キャリパー」に加え、上位モデルでしか設定できない有償オプションである「AMG カーボンエクステリアパッケージ」と「AMG ナイトパッケージII」が標準装備となる。これによりフロントグリルとリアエンブレムがブラッククロームに変更され、ダークカラーの外装色とブラックのホイールと相まって、全体がダークカラーで統一される。
インテリアには、本モデル限定装備として「AMG パフォーマンスステアリング(カーボンファイバー/MICROCUT)」と、「Final Edition」のバッジがあしらわれたセンターコンソールが採用された。加えて、通常モデルでは有償オプションの「AMG パフォーマンスシート」、「フルレザー仕様(ナッパレザー、ブラック/チタニウムグレーパール)」、「ルーフライナー: MICROCUT」、そして上位モデルでしか設定できない「AMG カーボンインテリアトリム」が標準装備となっている。エクステリアとマッチしたダークカラーとカーボンで統一されたインテリアが、レーシーな雰囲気を高めている。
パワートレインは通常モデルの「Mercedes-AMG GT 53 4MATIC+ (ISG)」と同じく、3.0L直列6気筒エンジン「M256」にISG(Integrated Starter Generator)を搭載している。エンジンは最高出力435ps(320kW)、最大トルク520Nmを発揮し、ISGは最高出力16kW、最大トルク250Nmを発生する。
さらに、走行性能と快適性を高めるため、通常モデルでは有償オプションとなる以下の装備が標準で搭載される。
・リア・アクスルステアリング
・電子制御 AMG リミテッド・スリップ・デフ
・AMG ダイナミックプラスパッケージ
・AMG パフォーマンスエグゾーストシステム
・マルチコントロールシートバック (運転席・助手席)
・ブランドロゴプロジェクターライト
このMercedes-AMG GT 53 4MATIC+ (ISG) Final Editionの希望小売価格(税込)は、25,500,000円となっている。
限定5台、3685万円。843psの「E PERFORMANCE」モデルに専用グリーンを採用
一方、GT 63 S E PERFORMANCE Final Editionは、わずか5台のみの限定生産となる。最大の特徴は、本モデル限定装備としてメルセデスAMG GT 4ドアクーペとして初めて採用された外装色「AMG グリーンヘルマグノ(マット)」である。深みのあるグリーンのマット塗装が、圧倒的な存在感を放つ。
さらに、通常では有償オプションとなる「AMG カーボンエクステリアパッケージ」、「AMG カーボンファイバードアミラー」、「アジャスタブルリアウイングスポイラー(カーボン)」、「21インチ AMGアルミホイール<鍛造>」が標準装備される。「AMG カーボンエクステリアパッケージ」により、フロントスプリッター、サイドスカート、リアディフューザーがカーボン素材に変更されており、特別なグリーンの輝きとカーボンのコントラストが、唯一無二のスタイルを醸成している。
インテリアにも限定装備が採用された。GT 53 Final Editionと同様に、「AMG パフォーマンスステアリング(カーボンファイバー/MICROCUT)」と、「Final Edition」のバッジがあしらわれたセンターコンソールが装備される。さらに、通常モデルで有償オプションの「フルレザー仕様(ナッパレザー/MICROCUT、ブラック(イエローステッチ入り))」、「AMG パフォーマンスシート」、「イエローシートベルト」、そして「AMG カーボンインテリアトリム」が標準装備となり、トップパフォーマンスを感じさせる仕様となっている。
パワートレインは通常モデルの「Mercedes-AMG GT 63 S E PERFORMANCE」と同じく、F1テクノロジーを採用した高性能プラグインハイブリッド「E PERFORMANCE」モデルであり、4.0L V8ツインターボエンジン「M177」に、エレクトリックドライブユニット(EDU)とAMGパフォーマンスバッテリーが組み合わされる。システム最高出力は843ps(620kW)、システム最大トルクは1,400Nm以上を発生する。出力 150kWの交流同期モーターはリア・アクスルに搭載されており、電動シフト式2速トランスミッションおよび電子制御式リミテッド・スリップ・デフとともにコンパクトなEDUにまとめられている。
Mercedes-AMG GT 63 S E PERFORMANCE Final Editionの希望小売価格(税込)は、36,850,000円。
【画像12枚】マットグレーのGT 53、マットグリーンのGT 63 S。2つの「Final Edition」のディテールを写真で比較する













