ル・ボラン、雨の富士に挑む。最前列スタートから激走3時間、その結末は？【第36回メディア対抗ロードスター耐久レース】

次回へのリベンジが期待できる9位を獲得！

これまで筑波サーキットを舞台に開催されていたメディア対抗ロードスター耐久レースだが、2025年は富士スピードウェイに場所を移して行われた。昨年6位入賞したル・ボランチームの結果は果たして……。

【画像86枚】雨中の中激闘が繰り広げられた「メディア対抗ロードスター耐久レース」ル・ボランチームの模様を見る

今年はマツダファンフェスタ内での開催となったことで、観衆も多く盛り上がりを見せるイベントに。仮設ステージでのチーム紹介も行われた。

自動車媒体をはじめとしたメディアによる、年に一度のレース「メディア対抗ロードスター耐久レース」が今年も開催された。　今回は、例年の筑波サーキットではなく、マツダが開催しているファンフェスタのイベントに組み込まれることに。富士スピードウェイでの初レース、さらに3時間無給油ということで、どのチームも走行データがなく、全く予想がつかない状況であった。

今回もメカニックは英国車専門店「ハイドアウト」の金子氏と、車両のカラーリングを担当していただいている三船氏が担当。レース戦略をはじめ、車両のメンテナンスなどで活躍していただくことに。

我がル・ボランチームは今回メンバーの入れ替えもあり、新たに編集部のアイザワと、若手ジャーナリストの西川昇吾氏、そして昨年同様、田口幸宏氏と北山浩氏の4名の布陣で挑むことに。レース前日の金曜日には練習走行が行われたが、ここでは初の富士ということで燃費のデータ計測をメインに、4名のドライバー全員が走行することができた。

予選はロードスターのパーティレースにも参戦している西川昇吾氏が担当。見事3番手タイムをマークし、上位のペナルティもあって最前列に。ピットレーンの速度制限は40㎞/hと遅くなっているのもポイントだった。

しかし練習走行ではドライコンディションで順調に周回を重ねるも、翌日の天気予報は雨模様で、ウェットになる可能性が高い。これではデータが参考にならないことになってしまう……。

前回からこのメディア対抗ロードスター耐久レースは、カーボンニュートラル燃料が使用されている。初の富士開催で燃費がどのくらいかデータがなかったが……。

過去最高！の2番グリッドから決勝レースに臨む

翌土曜日朝に行われた予選では、ロードスターパーティレースにも参戦している西川氏が何と3番手タイムをマークする素晴らしい走りを見せてくれた！その後上位チームのペナルティもあり、何と2番手最前列からのスタートとなった。これは我がル・ボランチームにとって過去最高の予選グリッドとなる。

チョー久しぶりのレース参戦となった編集部アイザワだが、予選で西川氏が好タイムをマークしてくれたため、何と最前列からのスタートに！緊張の連続であったが何とか自身のスティントを走り切り、無事に次につなげることができた。

決勝のスタートドライバーはアイザワ。久々のレース参戦に加えて初のNDロードスターのドライブに加えウェットコンディション、さらにはローリングスタート初体験と、初めて尽くしだった。それゆえスタート前には緊張感もMAXだったものの、フォーメーションラップが始まるとセーフティカーの真後ろについている光景が心地よく感じられるように。そうそう、これはまさにいつもよく観ているレースのインカー映像とではないか！そんなこともあり意外なほど冷静に無事スタートを決めることができた。

これまでの4時間耐久+給油のレースから、3時間給油なしへと様変わりしたメディア対抗ロードスター耐久レース。フィニッシュは18時と日が暮れてからのチェッカーとなり、我がル・ボランチームは9位という結果であった。

オープニングラップでは何台かに先行されたものの、すぐさまピットインしハンディキャップの60秒を消化しつつ何とか走り切り西川氏へドライバーチェンジ。これで最後尾近くまで落ちてしまうことになったが、西川氏は燃費を抑えつつ着実にラップを重ね田口氏へとバトンタッチ。田口氏も経験豊富ドライバーゆえ、ピットとラップタイムと燃費情報を共有しつつ無事に自らのスティントをこなしてくれた。しかし北山氏へとドライバーチェンジしたところでコース上は霧が立ち込めてきてしまう。北山氏は難しいコンディションながらも走り切り、最終ドライバーの西川氏へと望みをつなぐ。ここで意外にも燃費に余裕がありそうなことがわかり、西川氏はフルアタックを敢行、最終的には9位までポジションを上げてフィニッシュすることとなった。

編集部アイザワは装備品を一新！

今回久々のレース参戦となった編集部アイザワは装備品を一新することに。ヘルメットはアライのGP-6S（税込66000円）をチョイスし、規定されているハンスのアタッチメントも装着してレースに臨んだ。

一方、ウエア関係はアルパインスターズのアイテムでコーディネート。スーツはATOM SUIT（108,900円）、シューズはSP＋SHOES（40,480円）、グローブはTECH-1 START V4（24,640円、バラクラバはRACE V3（15,180円）、ソックスはRACE V4（7,590円）というラインナップを揃えた（すべて税込）。