メルセデス・ベンツが女子テニス界へ本格進出!?
メルセデス・ベンツは2025年12月8日、テニスにおけるブランド活動を強化するため、女子テニス世界ランキング3位（同日時点）であるココ・ガウフ選手を、新たなグローバル・ブランド・アンバサダーとして迎えたことを発表した。
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21歳で偉業を達成、その影響力に注目
現在21歳、アメリカ出身のココ・ガウフ選手は、すでに女子テニス界を代表する選手の一人として認識されており、彼女の世代で最も非凡なアスリートの一人と評価されている。
ガウフ選手はキャリアを通じてすでにWTAツアーで21タイトルを獲得しており、グランドスラム・タイトルもシングルスで2つ、ダブルスで1つ保持している。2023年USオープンで19歳にして優勝、その後も2024年の全仏オープンでダブルス、2025年の全仏オープンでシングルスを制覇。現在の世界ランキング3位という実績から有力な優勝候補と見なされている。
また、ガウフ選手はスポーツでの活躍に留まらず、慈善プロジェクトなど多様な活動に積極的に取り組み、その貢献はテニスコートの中に留まらない広がりを持つ。
ブランドが共有する「限界を押し広げる」信念
メルセデス・ベンツはこのパートナーシップを通じて、テニスにおける取り組みをさらに集中的に進め、世界の女子テニスにおける存在感を強化しようという考えだ。同社のデジタル＆コミュニケーションおよびインベスター・リレーションズ責任者であるクリスティーナ・シェンク氏は、今回の起用について次のようにコメントした。
「ココ・ガウフは、集中力があり、決断力があり、自分自身の道を進むことを厭わないという、絶対的な最高性能を体現しています。メルセデス・ベンツはテニスにおいてエキサイティングな新しい章をスタートさせており、彼女がコート内外で持つ影響力は、彼女を素晴らしいブランド・アンバサダーにしています。彼女をメルセデス・ベンツ・ファミリーに迎えられることを光栄に思い、お客様やファンの方々のために忘れられない瞬間を創造できることを楽しみにしています」
メルセデス・ベンツのブランド・アンバサダーに就任したココ・ガウフ選手
一方、ココ・ガウフ選手も、メルセデス・ベンツとの共通の価値観を強調している。
「私にとって、テニスは常に勝利以上のものです。自分を超越すること、情熱、そして決意にかかっています。だからこそ、メルセデス・ベンツとのパートナーシップは非常に特別なのです。私たちは同じ推進力を持ち、限界を押し広げるという信念を共有しています」
ガウフ選手は今後、メルセデス・ベンツのテニス部門におけるブランド・アンバサダーとして、テニス界のアイコンとも言えるロジャー・フェデラー氏（同様にメルセデス・ベンツのアンバサダーを以前から務めている）と並んで活動していくこととなる。
【ル・ボラン編集部より】
ロジャー・フェデラーという「盤石な伝統」に加え、21歳のココ・ガウフを招き入れた点に、メルセデスの深謀遠慮が宿る。それは、エンジン車のアイコン「Gクラス」をBEV化し、不変の悪路走破性と最新のテクノロジーを融合させた「G580」にも通じる姿勢だ。「最善か無か」を体現する彼女の情熱は、質実剛健なブランドにどのような若き息吹をもたらすのか。単なる広告塔以上の、ブランド再定義の重要なピースとして機能することに期待したい。
【画像6枚】アンバサダーに相応しい自信とパワーを帯びたガウフ選手のカッコよさにしびれる！
