コラム

【エッセン2025】5400万円の「インプレッサ22B」に衝撃。欧州で加熱する「JDM」と「当時風」回帰《LE VOLANT LAB》

29万9000ユーロのインプレッサ22B。5400万円も出して買う人がいるんでしょうか?
世代や車種を問わずメルセデスは大人気。エンジンスワップなど機能は現代風、見た目は当時風が流行りかも。
JDM人気は相変わらず。よくわからないアパレルも多くて、絶対許可取ってないだろ!
きっと店主も日本語の意味はわかってないと思う。掘り出し物のミニカーもあったりで、散財しました。
周りが派手なのでパッと見地味に見えてしまうGT-Rたちだけど、実はめちゃくちゃお金かかってるカスタムが施されてます。
今年よく見かけたのが派手なペイントをしたスケボーにモニターを埋め込んだもの。日本ではまだ見ない気がします。
ドイツを中心にベルギーやオランダで開催されている1300ETCという、当時のGr.2カーで争われるレースの参加車両たち。
29万9000ユーロのインプレッサ22B。5400万円も出して買う人がいるんでしょうか?
エッセンショーには毎年ドイツ連邦軍が出展しています。常に人だかりができる隠れた人気スポット。
根強い人気のヤングタイマー世代。ホイールメーカーも当時風のホイールを多く出展していました。
KWオートモーティブのクラウス社長。たった3人で立ち上げ、一大グループ企業に成長させたすごい人。
ドイツの年末の風物詩エッセンモーターショー。2025年も20万人の来場者が訪れ盛り上がった。

20万人が熱狂! 欧州最大級のカスタムの祭典

ドイツで開催された欧州最大級のカスタムカー&クラシックカーの祭典「エッセンモーターショー」が2025年も11月29日から12月7日に開催。20万人が熱狂した会場では、根強いJDM人気に加え、「当時風」カスタムへの回帰という新トレンドが鮮明に。5400万円のインプレッサ22Bの衝撃や、出展30年を迎えたKW社の動向など、変化する欧州カスタムシーンの「今」を、カメラマン山本佳吾氏が現地からレポートする。

【画像11枚】GT-R、22Bからドイツ連邦軍まで。「エッセンモーターショー」現地の熱気あふれる写真を見る

カスタムの流行は「現代風」から「当時風」へ回帰する

欧州最大級のカスタムカーイベント「エッセンモーターショー」が今年もドイツ・エッセンで開催されました。街では華やかなクリスマスマーケットが開催されているにもかかわらず、20万人もの愛すべきカーガイが訪れたエッセンショーは、いわゆるチューニングカーのみならず、最近ではライフスタイルに全振りした展示や、世界的に人気が衰えないヤングタイマー世代のフルオリジナル車が展示されていたりと、以前とは少し様子が違ってきている雰囲気。とはいえ、やっぱり目立つのは派手にカスタムされたクルマたち。アフターパーツメーカーの出展もまだまだ多く、洋の東西を問わず改造車人気は相変わらずです。

ドイツの年末の風物詩エッセンモーターショー。2025年も20万人の来場者が訪れ盛り上がった。

ドイツの年末の風物詩エッセンモーターショー。2025年も20万人の来場者が訪れ盛り上がった。

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フォト=山本佳吾/K. Yamamoto
山本 佳吾

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身長159cm、体重47kgの業界最小フォトグラファー。ラリー取材は内外問わず経験豊富。放浪癖あり、撮り鉄、阪神ファン、プジョー106キチガイ。

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