ALPINA BUCHLOE FINAL MEETINGが栃木県で開催
2025年11月29日にアルピナのオーナーたちによる手作りのイベント「ALPINA BUCHLOE FINAL MEETING(アルピナ・ブッフローエ・ファイナル・ミーティング)」が開催された。会場となったのは、道の駅うつのみや ろまんちっく村 第3駐車場だ。総勢およそ140台もの新旧アルピナが集結したこのミーティングの熱気をレポートする。
【画像12枚】ドイツ本社から届いたサプライズとは? オーナーたちの熱意が結集した当日の模様を写真で見る
「ありがとう、すべてのBMWアルピナ」。140台のアルピナを呼び寄せたオーナーの情熱
このミーティングの主催者は、自身もアルピナ B3 3.0/1を所有している根本修平(Shiron)さんで、全国各地から総勢約140台の新旧アルピナが集結。個人が旗振り役を務めた手作りイベントとは思えない規模での開催となった。参考までに記しておくと、6月1日からSNS等で告知し、参加車を募集したところ、わずか3ヶ月で120台の募集枠が埋まったそうだ(運営スタッフ車も足して総勢約140台)。
2025年はアルピナが60周年を迎えた記念すべきタイミングで、それと同時にドイツ・ブッフローエでのコンプリートカーの開発、製造、販売を終了する年でもあった。そこで根本さんは2025年4月上旬にブッフローエにあるアルピナ本社を個人旅行で訪問。その際に、アンドレアス・ボーフェンジーペン社長や社員の方々と面会したのだという。

ブッフローエにあるアルピナ本社を2025年4月上旬に個人旅行で訪問した際の写真を根本さんは車内に飾っていた(エンジンルームにて撮影)。
今回の大規模オフ会の前にSNSを通じて顔見知りだけで集まり、昨年の5月に20台程、今年の5月に40台程でプレイベント的なものを開催したそうで、日本でオーナー有志が集まったときの写真をアルピナ本社で披露。社長や社員が大変歓んでくれたそうだ。
そのような出来事もあり、根本さんの心の中で「ありがとう、すべてのBMWアルピナ」という想いがさらに強くなり、より大規模なオフ会を計画することになった。BMWのサブブランドになる前に本国でもアルピナの歴代モデルや往年のレーシングカーを展示するオーナーズミーティングが大々的に開催され、話題となったが、アルピナ好きが多いことで知られる日本も負けていなかったわけである。
アルピナ本社からの記念品も配布。世代を超えた「名車」たちが一堂に会す
会場を借り、置き系のイベントとして開催された「ALPINA BUCHLOE FINAL MEETING」では、参加車両を世代ごとに並べ、その変遷をひと目で楽しめた。愛車コンテストは行わず、協賛ショップやキッチンカーの出店もなく、純粋にアルピナのオーナー同士が歓談し、情報交換などの場として機能するようにもなっていた。
エントリーした参加者は、入場すると必ず本部テントの前でストップし、参加記念として配布されたALPINAボールペン、1969 BMW 2002ti ALPINAペーパークラフト、ALPINA CLASSICポストカード、ALPINA CLASSICステッカーを受け取った(その後、1台ずつ撮影)。これらのグッズはアルピナ本社から送られてきたもので、ポストカードとステッカーは本国で開催された60周年イベントでも配られたアイテムのようだ。

これほどまでに大規模なアルピナのオフ会は珍しいので、全国各地から総勢約140台の新旧アルピナが集まった。
「数々の名車を日本に届けてくれたアルピナに感謝と敬意を込め、オフ会企画を立ち上げました。日本からもブッフローエに感謝の気持ちを伝えたかったのです。みんなが愛車を大切にする気持ちを持ち続ければアルピナは続いていきます。輪が広がることに期待しています」
そのように話してくれた根本さんの熱意は、ドイツまで届いたはずだ。











