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ジープ・ラングラーに150台の限定車「スノートレース」登場。ウィリスの魂を宿す2-Wayホイールと“雪男”の遊び心

ジープ・ラングラー・スノートレース

日本の冬を遊び尽くす、150台の特権

Stellantisジャパンは、本格オフローダー「ジープ・ラングラー」の限定車「ラングラー・スノートレース(Wrangler Snow Trace)」を、2026年1月10日より全国のジープ正規ディーラーにて発売する。ラングラー・アンリミテッド・サハラをベースとしたこのモデルは、日本の冬のアクティビティからインスピレーションを受けた専用デザインを施した特別仕様車である。販売台数は150台限定、メーカー希望小売価格は909万円(税込)となる。

【画像16枚】白銀の世界に映える、躍動のデカールとホワイトアクセント。日本の冬を彩る「スノートレース」の内外装をチェック

ウィンタースポーツの躍動感を描いた大胆なエクステリア

このラングラー・スノートレースの最大の特徴は、スノーアクティビティから着想を得た大胆かつユニークな外観デザインにある。日本オリジナルモデルとして開発されたこの車両は、米国のプロダクトデザインチームと共同で制作された専用デカールを採用している。ボンネットにはスキーとスノーボードをモチーフにした存在感のあるデザインが施され、サイドフェンダーには雪山を疾走するスキーヤーとスノーボーダーのシルエットが描かれている。これらは見る者の目を引くこと間違いなしのデザインであり、ウィンタースポーツへの情熱を表現しているといえるだろう。

さらに、遊び心あふれるディテールも加えられている。車両左後方のリアガラスには、ジープの原点である「ウィリス MB」と雪男が並んで歩くというユニークなシルエットがあしらわれている。こうした細部へのこだわりが、限定車ならではの特別な所有感を高めている。

2つの表情を楽しめる「2-Wayホイール」の採用

足周りにおける最大のトピックは、センターキャップの変更によって異なる2通りのデザインを楽しめる「2-Wayホイール」の採用である。一つのスタイルは、ウィリス MBのスピリットを受け継ぐコンセプトカー「ウィリス ’41」から着想を得たクラシカルな佇まいが特徴だ。もう一方は、シルバーの大型キャップを装着することで力強い存在感を放つスタイルへと変化する。

いずれのセンターキャップにもウィリス MBのシルエットが刻印されており、ブランドの歴史と誇りを感じさせる仕様となっている。オーナーの好みやその日の気分に合わせて、足元の印象を大きく変えられる点は、本限定車ならではの大きな魅力といえるだろう。

白銀の世界観を統一する特別装備とK2コラボレーション

車体各部のディテールも、雪景色に映える仕上がりとなっている。ドアミラーにはJeepロゴ入りのホワイトキャップを採用し、車両背面にはラングラーのイラストをプリントしたホワイトのハードタイプスペアタイヤカバーを装備している。これらにより、白銀の世界をイメージした統一感のあるエクステリアが完成した。

また、今回の発売を記念し、米国ワシントン州発のスキー・スノーボードブランド「K2(ケーツー)」とのコラボレーションも実施される。本限定車の試乗プレゼントとして「Jeep×K2」のロゴ入りビーニーまたはネックウォーマーが用意され、成約プレゼントとしては特製ブランケットが進呈される。ジープが掲げる「どこへでも行ける、何でもできる(Go Anywhere. Do Anything)」という精神を体現しつつ、日本の冬を遊び尽くすための特別な一台として、ファンからの注目を集めることになりそうだ。

【ル・ボラン編集部より】

本格クロカンとしての野性を残しつつ、今やラングラー・アンリミテッド・サハラは快適なグランドツアラーの側面も色濃い。この限定車は、その二面性を「雪上」というテーマで鮮やかに可視化した一台だ。特筆すべきはウィリスの系譜を感じさせる2-Wayホイールの採用だろう。単なる懐古趣味ではなく、現代のファッションとして昇華させる手腕には、ジープというブランドの揺るぎない自信が宿る。デカールの大胆さは好みが分かれるかもしれないが、白銀の世界でこの個性をさらりと乗りこなすことこそ、真の遊び人の心意気といえる。

【画像16枚】白銀の世界に映える、躍動のデカールとホワイトアクセント。日本の冬を彩る「スノートレース」の内外装をチェック

※この記事は、一部でAI(人工知能)を資料の翻訳・整理、および作文の補助として活用し、当編集部が独自の視点と経験に基づき加筆・修正したものです。最終的な編集責任は当編集部にあります。

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