ニュース&トピックス

【1400Nm超の“怪物トルク”】新型「ラム・パワーワゴン」に待望の6.7Lカミンズ製ターボディーゼル

最高出力は430hp、ファンの夢が現実に!

ステランティス傘下のラムは2026年1月1日、オフロード性能に特化したフルサイズピックアップトラックの新型モデルとなる2027年型「ラム・パワーワゴン」を発表した。

【画像37枚】強力トルクでぐいぐい牽引していくパワーワゴンの雄姿と詳細を見る

待ち望まれたパワーワゴンの誕生

今回の刷新における最大の注目点は、多くの顧客から要望されていたという6.7LカミンズHO(ハイアウトプット)ターボディーゼル・エンジンが初めて設定されたことである。ラムと言えばカミンズ製エンジンは切っても切れない関係だが、現行パワーワゴンには今まで設定がなかった。この新型パワートレインは最高出力430hpを発揮し、ベースのディーゼルエンジンとしてはクラス最高となる1075 lb.-ft.(約1458Nm)という圧倒的なトルクを発生する。

ステランティスのアメリカン・ブランド責任者であるティム・クニスキス氏は、この新モデルについて次のように述べている。

「お客様からは何年も前から、パワーワゴンにカミンズのエンジンを搭載してほしいという声をいただいていました。(中略)パワーワゴンとカミンズ・ターボディーゼルの組み合わせは、ハードコアなラム・ファンが期待する全て——オフロード能力とヘビーデューティー・セグメントで最高のディーゼルエンジンを両立させています。これは、彼らが待ち望んでいたパワーワゴンなのです」

走行性能に関しては、2025年型のヘビーデューティー・ラインナップで導入された3.42のリアアクスル比が採用され、トルクフライトHD 8速オートマチックトランスミッションと組み合わされる。この設定により、低中速域における力強い加速と牽引性能、そして高速域における静粛性と燃費性能の向上を図っている。

また、31ガロンの燃料タンクを装備しており、ディーゼルならではの効率性と相まって、オーバーランドや長距離の冒険にも対応する、推定600マイル(約965km)の航続距離を実現した。

タフさを極めた走行性能と豊富なオプション

オフロード性能においては、フロントおよびリアの電子ロッキング・ディファレンシャルを備えたソリッドアクスルや、ビルシュタイン製モノチューブショック、クラス唯一となる電子切断式フロントスタビライザーなど、パワーワゴン伝統の装備を継承している。リアには5リンク式サスペンションを採用し、従来のリーフスプリングよりも優れた乗り心地とアーティキュレーションを両立させたという。

さらに、アンダーボディには燃料タンクやトランスファーケース、DEF(排気浄化用尿素水)タンクを保護するスキッドプレートが配され、Mopar純正ロックレールとともに、過酷な路面状況から車体を守る構造となっている。

実用面での進化も著しく、パワーワゴンとしては初めて、第5輪(フィフス・ホイール)/グースネック牽引セッティングや自動レベリング機能付きリア・エアサスペンションがオプションで選択可能となった。牽引定格は約20000ポンド、最大積載量は約3000ポンドに達し、ATVの積載から大型トレーラーの牽引まで幅広い用途に対応するという。

スペック面についてさらに述べれば、最低地上高13.2インチ、アプローチアングル26.1度、デパーチャーアングル26度、ブレークオーバーアングル20.6度を確保しており、34インチのオールテレーン・タイヤと20インチのサテンブラック・ホイールが足元を支えている。

エクステリアでは、スポーツパフォーマンス・フードや専用のベッドデカール、サテンブラックの「カミンズ」バッジなどが採用され、アグレッシブなスタイルを演出。インテリアにおいてはヘビーデューティー・セグメント中最もプレミアムな空間が目指されており、標準でシートヒーターが付くベンチシートのほか、Level 2エクイップメント・グループを選択すれば、レザー仕上げのタッチポイントや、クラス最高の14.5インチUconnect 5タッチスクリーン、Harman Kardon製17スピーカー・オーディオシステムといった豪華装備が追加可能だ。

80年以上の歴史に加わる新たな1ページ

1945年の誕生以来、軍用トラックの血統を受け継ぎながら進化を続けてきたパワーワゴンは、今回のディーゼルエンジンの搭載により、その歴史に新たな1ページを刻むことになったと言えるだろう。2027年型ラム・パワーワゴン カミンズ搭載モデルは2026年後半に発売される予定で、輸送費を含む開始価格は88,470ドルと発表されている。

【ル・ボラン編集部より】

ついに「本丸」の登場だ。ラムの巨体にカミンズ製直6ディーゼル、この組み合わせこそ、愛好家が長年夢見た「真のパワーワゴン」の姿である。1458Nmという機関車のごときトルクは、単なる数値競争ではなく、あらゆる負荷を無効化する圧倒的な「余裕」として宿るはずだ。 日本の路上では持て余す巨体だが、最新の電制サスや豪華な内装は、この鉄の塊を現代的なグランドツアラーへと昇華させている。ジープ・グラディエーターすら華奢に見えるこの「過剰さ」こそ、アメリカン・ヘビーデューティーの流儀であり、理屈を超えたロマンの正体だ。

【画像37枚】強力トルクでぐいぐい牽引していくパワーワゴンの雄姿と詳細を見る

※この記事は、一部でAI(人工知能)を資料の翻訳・整理、および作文の補助として活用し、当編集部が独自の視点と経験に基づき加筆・修正したものです。最終的な編集責任は当編集部にあります。
LE VOLANT web編集部

AUTHOR

注目の記事
注目の記事

RANKING