フィアット、超小型EV「トッポリーノ」に新色「コラッロ」を追加 メーターも大型化し視認性を向上
フィアットは2026年2月13日、欧州で展開する超小型電気自動車(EV)「トッポリーノ」に、新色となる「コラッロ」を追加し、同日より受注を開始した。今回の改良では、鮮やかなボディカラーの拡充に加え、デジタルクラスター(メーターパネル)の刷新も行われている。欧州のマイクロカー市場で2025年にシェア首位を獲得したアイコニックなモデルが、さらなる魅力を纏って登場した。
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イタリアの陽光を感じさせる新色「コラッロ」
フィアットは自らを「色彩のブランド」と位置づけており、今回追加された新色「コラッロ(Corallo)」もそのアイデンティティを称える象徴的な色である。この新色は、温かく希望に満ちた太陽の光を浴びたようなトーンで仕上げられており、イタリアらしさを紛れもなく表現している。フィアットのカラー戦略に基づいたこの「コラッロ」は、トッポリーノのカラーラインナップに、感性に響く新鮮な彩りを添え、都市をさらに明るく彩るためにデザインされた、鮮やかで楽しげな表現が特徴だ。

これまでトッポリーノには愛らしい「ヴェルデ・ヴィータ(Verde Vita)」が設定されていたが、今回の「コラッロ」の登場により、ラインナップは2色展開へと拡大した。これは単なるボディカラーの追加ではなく、それぞれが独自の楽しい個性を持つファミリーへの進化を意味する。受注開始日をバレンタインデーの前日である2月13日としたことにも、イタリアのマイクロモビリティを「誰もが恋に落ちてしまうような色」に変えるという、フィアットのメッセージが込められている。
視認性を高めた新設計デジタルクラスター
エクステリアの変更だけでなく、インテリアにおける機能面でも大きなアップデートが施された。トッポリーノはこの改良により、完全に新設計されたデジタルクラスターを採用し、より直感的な操作が可能となっている。従来モデルでは3.5インチだった画面サイズが、新型では5.7インチへと大幅に拡大された。パネル全体の面積としては8.3インチに達しており、運転席周りの印象を一新している。

新しいデジタルクラスターの改良点は、単に画面サイズが大きくなっただけではない。グラフィックを簡素化することで走行中の視認性を高めるとともに、軽快で親しみやすいグラフィックデザインが採用されている。これにより、トッポリーノはよりシンプルで明るく、楽しいドライビング体験を提供するインターフェースを手に入れたと言えるだろう。
欧州市場を席巻するマイクロカーの王者
トッポリーノの魅力は、欧州市場での実績が如実に物語っている。2025年には同地域のクアドリシクル(四輪車)市場で20%という驚異的なシェアを獲得し、首位の座を確固たるものにした。その人気の背景には、超小型の電気自動車(EV)ならではの扱いやすさがある。全長わずか2.53mというボディは取り回しや駐車が容易で、ランニングコストの低さと相まって都市生活に最適解をもたらしている。

スペック面でも日常のパートナーとしての実用性を十分に備える。5.4kWhのバッテリーにより、最高速度45km/h、最大航続距離75kmを実現。家庭での充電が容易で、交通規制区域(ZTL)や歴史的な市街地への乗り入れも可能だ。また、車内は左右非対称のシート配置と広大なガラスエリアによって、外観のコンパクトさからは想像できないほど明るさと開放的を感じることができる。今回の改良は、都市を「リラックスできる遊び心のある空間」に変えるというフィアットのミッションを、より強力に推し進めるものとなるだろう。
【ル・ボラン編集部より】
フィアットが掲げる「脱・灰色」の哲学は、この超小型EVにおいて最も純粋な形で結実している。新色「コラッロ」が纏う色彩の魔力は、単なる効率的な移動手段を「生活を豊かに彩るガジェット」へと再定義するものだ。かつての初代トッポリーノがイタリアの国民車として道を切り拓いた系譜を思えば、現代のマイクロモビリティに宿る圧倒的な遊び心こそが、このブランドの真価と言える。拡大されたデジタルクラスターは、ミニマリズムの中にある実用性の追求だ。スペックの多寡に縛られない、豊潤で濃密な都市生活の流儀を、この小さな車体は雄弁に語っている。
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※この記事は、一部でAI(人工知能)を資料の翻訳・整理、および作文の補助として活用し、当編集部が独自の視点と経験に基づき加筆・修正したものです。最終的な編集責任は当編集部にあります。