世界累計500万台の傑作SUV、その到達点を味わう
先頃、世界累計生産500万台という金字塔を打ち立てたCX-5は、マツダの躍進を支えてきたミドルサイズSUVの傑作だ。改良を積み重ねたモデル末期の今、まさに熟成の極みにある。欧州の競合SUVがひしめく中で、色褪せないデザインと磨き抜かれた「走る歓び」。SUVのスタンダードにして「到達点」の魅力を再解剖する。
【画像7枚】漆黒のアクセントと深紅のナッパレザー。熟成の極み「CX-5 XDドライブエディション」の専用ディテールを見る
欧州の強豪に比肩する静粛性。名機「SKYACTIV-D 2.2」の胸のすく走り
マツダの基幹車種として、グローバルで高い評価を受け続けているのがCX-5だ。BMW X1やフォルクスワーゲン・ティグアンといった欧州の強豪が並ぶこのセグメントにおいて、CX-5は今なお独自の輝きを放っている。その最大の理由は絶え間ない「熟成」にある。登場以来、幾度もの商品改良を重ねることで、走行性能、静粛性、そして質感のすべてが磨き抜かれてきた。
2012年に登場した初代は、「SKYACTIVテクノロジー」と「魂動デザイン」を全面的に採用し、世界的なSUVモデルの先駆けとなった。2017年2月に発売が開始された現行型では、デザイン、走行性能、居住性、安全性、質感など、すべての要素を磨き上げ、世界中から高い評価を得ている。

現行CX-5のデビュー以来、主力エンジンとしてモデルライフを支えてきた2.2L直噴ディーゼルターボ。ジャパンモビリティショー2025でお披露目された新型ではディーゼルが搭載されないことがアナウンスされた。現行はすでにモデル末期だが、それだけに熟成が進んだ状態。しかもドライブエディションは装備が充実しているだけに、ディーゼルファンならこれを逃す手はない。
特に定評のある2.2L直列4気筒ディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 2.2」は、2000回転で最大トルク450Nmに到達し、低速から溢れ出す力強いトルクと、ディーゼルとは思えない軽快な吹け上がりを両立。4Lガソリンエンジン並みの胸のすくような走りが楽しめる。
最新の燃焼制御技術によってノック音も極限まで抑え込まれ、高速巡航時の静粛性はプレミアムクラスに比肩。同時に優れた省燃費性を実現している。
全長4575mm、全幅1845mmという絶妙なサイズに、5人の乗員スペースと十分な荷室を確保したことがCX-5の大きな魅力。加えて「SKYACTIV-D 2.2」がもたらす動力性能と、長距離移動でも疲れを感じさせないシートやサスペンションの作り込みなど、商品改良を積み重ねることで至った完成度の高さは、まさに「最終到達点」といってもいい。
縦置きの「革新」か、横置きの「完成」か。CX-5を選ぶべき決定的な理由
今回注目すべきは、新たに設定された「XDドライブエディション」だ。都会的で洗練された印象を与えるボディ同色のクラッディングや、前後バンパー下部のシルバーガーニッシュ、上質なナッパレザーシートなどは、最上位グレード「エクスクルーシブモード」から継承された形。一方で、フロントグリルやドアミラー、ホイールをブラックとすることによって、エレガントな佇まいの中に精悍なスパイスが加わった、上質さとスポーティーさの絶妙な調和が実現した。
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