公道走行OKのガチ仕様!
BMWは2026年3月2日、高性能クーペ「M2」向けの「Mパフォーマンス・トラック・キット」と、「M2 CS」向けの新型「Mパフォーマンス・エキゾースト・システム」を発表した。
【画像18枚】純正パーツでここまでやるか。BMW M2のポテンシャルを限界まで引き出す!
サーキット走行と公道走行を両立するM2用トラック・キット
M2用の「Mパフォーマンス・トラック・キット」は、近年人気を集めるトラック・デイ(サーキット走行会)に向けた専用のアップグレード・キットである。ドイツ本国では2026年7月より販売が開始され、価格は2万3500ユーロ(約430万円)に設定されている。
空力面では、手動調整式のフロント・スプリッターがフロント・ディフューザーと一体化して装備される。これに固定式のホイールアーチ・ディフューザーなどが加わり、ダウンフォースを大幅に増加させるという設計だ。

リアには、カスタマー向けレーシングカー「M4 GT4」「M4 GT3」に採用されているのと同様の、手動調整式スワンネック・リアウィングが装着される。このウィングはサーキット用「レース・モード」に設定すると後方へ50mm移動、空力効果を高める構造だという。格納状態の「ストリート・モード」では車両寸法内に収まるため、ドイツの道路運送車両法(StVZO)に準拠し公道走行可能。ウィングにはストップランプも組み込まれる。
足周りには、公道走行可能なモータースポーツ用ダンパー・システムが初めて採用された。4ウェイの伸び側・縮み側両方で減衰力調整可能となっており、車高は前後とも最大20mmまで無段階でローダウンできる。
開発においてはBMWの風洞施設で空力最適化が行われ、BMW Mのテスト・エンジニアであるイェルク・ヴァイディンガー氏が全体のファインチューニングを担当した。

M2 CSのサウンドと軽量化を追求した新型エキゾースト
同時に発表された新型「Mパフォーマンス・エキゾースト・システム」は、最高出力390kW(530ps)を発揮する、M2 CS搭載直列6気筒エンジン専用のカスタマイズ・オプションである。
排気経路の最適化によりエンジン・サウンドを強調するとともに、車両のセットアップを通じて複数のモード切り替えが可能となっている。オプションのMパフォーマンス・テールパイプ・トリムにはモータースポーツ由来のカーボンおよびチタン素材が採用され、リアビューを個性的に演出。徹底した軽量化により、標準のエキゾーストと比較して約8kgの重量削減を実現したという。ドイツでの販売価格は8343.50ユーロ(約152万円)から。
【ル・ボラン編集部より】
直列6気筒縦置きのFRという絶滅危惧種の系譜を受け継ぐM2。その真価は、ドライバーと機械が濃密な対話を楽しめる点に宿る。今回発表されたトラック・キットとエキゾーストは、空力から足まわりまで一切の妥協を排したMの流儀そのものだ。公道では持て余すオーバースペックといえるが、週末のサーキットで雑味がない走りを極めたいエンスージアストには最適な選択だ。まさに公道とサーキットの境界線の再定義といえるだろう。
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※この記事は、一部でAI(人工知能)を資料の翻訳・整理、および作文の補助として活用し、当編集部が独自の視点と経験に基づき加筆・修正したものです。最終的な編集責任は当編集部にあります。