レースウィークにはトータル31万5000人のF1ファンが来場!
世界中のモータースポーツファンが熱狂するF1日本グランプリ。春開催が完全に定着した2026年の鈴鹿サーキットも、コース上の激しいバトルに勝るとも劣らない熱気に包まれた。
【画像105枚】F1はレース以外にも楽しみ方がいっぱい! グッズ選びからグルメ、エクスクルーシブな空間など、様々なトピックスをご紹介します!
しかし、F1の魅力は時速300kmオーバーのレースだけではない。サーキット全体が巨大なエンターテインメント空間となる数日間だが、ここではあえて「コースの外」にフォーカス。グルメやステージが盛り上がるGPスクエアから、緊迫感漂うパドック、そして至福のパドッククラブまで、鈴鹿のもうひとつの楽しみ方をレポートする。
活気あふれる中心地「GPスクエア」
メインゲートをくぐると真っ先に飛び込んでくるのが、巨大なイベントエリア「GPスクエア」だ。特設ステージでは、各チームの現役ドライバーやチーム代表が登壇するトークショーが連日開催されたが、その模様を間近で観ようと朝早くからゲート前には長蛇の列が。憧れのドライバーたちがリラックスした表情で語る裏話に、集まった数千人のファンからは大きな歓声と笑い声が上がっていた。
各チームのオフィシャルグッズブースも大盛況で、限定デザインのキャップやTシャツといった応援グッズは飛ぶように売れていき、F1人気の高さを改めて証明。決勝日には完売で全てのショップがクローズするほどの売れ行きであった。
また、今回はF1とコラボレーションしたディズニーのショップが大人気で、さらにワークスとして復帰を果たしたホンダはアストンマーティンのF1マシンをはじめ、シビックとプレリュードのコンセプトモデルを展示。
さらに鈴鹿初お目見えとなるアウディのブースにも人だかりができていた。
一方で観戦に欠かせないのがサーキットグルメであろう。サーキット内には松阪牛を使った贅沢な牛串や、地元三重県の食材をふんだんに使ったオリジナル弁当、そして各国の料理が楽しめるキッチンカーがズラリと並び、どの店舗も長蛇の列となっていた。
選ばれし者たちの聖域「パドック」のリアルな空気
ピットガレージの裏側に広がる「パドック」は、厳格なパスコントロールによって入場が制限されたF1の心臓部だ。一歩足を踏み入れると、そこは世界中のメディア、チーム関係者、そしてVIPが交錯する特異な空間となっている。
各チームのホスピタリティテントからはコーヒーの香りが漂い、談笑するゲストたちの姿がある一方で、ヘッドホンで音楽を聴きながら集中力を高めて歩くドライバーや、電動キックボードで移動するスタッフの姿はパドックの日常風景。
ドライバーにサインを求めるファンの姿も多く見られた。その一方で、テレビカメラが回っていない場所での緊張感や、モータースポーツの政治とビジネスが動く独特の空気感は、パドックならではのものといえるであろう。
究極のVIP体験「パドッククラブ」
パドックの喧騒から一転、ピットレーンの真上に位置する「パドッククラブ」は完全な非日常の世界だ。ここは招待ゲストおよびチケットを購入したカスタマーのみが入ることを許されるまさに特別な空間である。
ホスピタリティエリアでは、専属の一流シェフが腕を振るうグルメと、フリーフローのシャンパンを味わいながら、眼下で行われる緊迫のピットワークを優雅に鑑賞できる。F1レジェンドたちのゲスト出演もあり、F1が持つ「世界最高峰の社交場」としての側面を、これ以上ないほど豪華に体感できる究極の空間であった。
マシンの鼓動を感じる「ピットウォーク」
熱心なファンにとってたまらないのが、ピットウォークだ。レース本番に向けて各チームのメカニックたちがマシンを組み上げ、タイヤ交換の練習を目の前で繰り広げる。カーボンパーツの美しさ、ツールが発する金属音、そして微かに漂うオイルの匂い。TV画面越しでは絶対に伝わらない「F1の現場の空気」を肌で感じられる、ファン至福のひとときと言えるだろう。
足元を支える技術に触れる「ピレリタイヤ」
F1にワンメイクタイヤを供給しているピレリのホスピタリティにはタイヤが並べられ、コンパウンドごとの違いを実際に触って確かめることができる。またパドック内にはタイヤフィッティングセンターも設置されており、ここではチームへとタイヤを供給する拠点となっている。
ピレリはF1の表彰式でドライバーが被る「ウィナーズキャップ」を提供しているが、今回は特別に日本GPらしい桜の模様があしらわれたデザインを採用。表彰台でもひときわ注目されていた。
世界が注目! 熱烈なファンのコスプレ
鈴鹿名物といえば、海外メディアからも毎回大絶賛される「日本のファンの熱量とクリエイティビティ」だ。お手製の段ボールで作った可変リアウィング(DRS)を頭に乗せたファンや、歴代の名車を模した精巧な被り物など、会場を歩くだけで笑顔になれるコスプレの数々。ドライバーたちも彼らの姿を見るのを楽しみにしていると言われており、鈴鹿ならではのピースフルで熱狂的な文化として今年も健在だった。
決戦前の華やかな儀式「ドライバーズパレード」
日曜日の決勝レース直前に行われるドライバーズパレードでは、特設バスに乗ってドライバーたちがコースを一周する。緊張感が高まる直前でありながら、ドライバーたちはリラックスした笑顔でスタンドに向かって手を振りながら、グランドスタンドを埋め尽くす色とりどりのチームフラッグと、それに応えるドライバーたちの姿は、ファンと選手の心がひとつになる感動的な瞬間だ。
今回はアストンマーティンのフェルナンド・アロンソと、ランス・ストロールの2名が、ホンダの地元ということもあり特別にアストンマーティンのモデルに乗車し、ファンの声援に応える場面もみられた。
2026年も、レースの枠を超えた「極上のエンターテインメントの祭典」として私たちを魅了したF1日本グランプリ。コース上のバトルに興奮するのはもちろんだが、次に鈴鹿へ足を運ぶ際は、ぜひこうした「場外の熱気」にもどっぷりと浸ってみてほしい。そこには、車好きの心を揺さぶるもう一つのドラマが待っている。
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