










新型BMW 7シリーズが「コンテンポラリー・イスタンブール」に出展
BMWは2026年9月、第21回「コンテンポラリー・イスタンブール」において新型BMW 7シリーズがA.A.村上のインスタレーション・アート作品「SYMBIOSIS(シンビオシス)」と共演することを発表した。東京とロンドンを拠点とするアーティストデュオによる作品とフラッグシップモデルの融合は、人間と機械のインタラクションや未来のビジョンを鮮烈に描き出している。
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ノイエ・クラッセのビジョンと共鳴する「SYMBIOSIS」
BMWの「ノイエ・クラッセ」ビジョンからインスピレーションを得てA.A.村上が制作した「SYMBIOSIS」は、「アート・バーゼル」での発表に続き、イスタンブールのテルサネで開催される「コンテンポラリー・イスタンブール」に登場した。東京とロンドンをベースに活動するアーティストデュオ、村上梓とアレクサンダー・グローブスによる本作品は、9月23日のVIPプレビューを経て、9月24日から27日まで一般公開された。

テクノロジーと物理的・自然的なプロセスを融合させる彼らの「エフェメラル・テック」アプローチは、人間と機械の相互作用を中心としたBMWのドライビングビジョンと深く交差している。生物学的に2つの異なる生物が共に生きることを意味する「SYMBIOSIS」では、彫刻的でエンジニアリングされた形態が、光やミスト、バブルといった移ろいやすい物理的要素と結びついている。気流や温度、重力、偶然性といった自然の力によって形作られるこのインスタレーションは、テクノロジーを物理的現実に直接結びつける哲学を反映し、常に進化し続ける体験を提示する。
自然とアートの深いつながりを探求するA.A.村上
ここでA.A.村上について触れておくと、彼らは東京とロンドンを拠点に活動する村上梓とアレクサンダー・グローブスによるアーティストデュオであり、アートと自然の深いつながりを探求する革新的な多感覚インスタレーションで知られている。その創作活動は、太陽の軌道を記録する建造物や何千年も前の生活を描いた洞窟壁画など、自然界を模倣し敬意を払おうとした古代の伝統からインスピレーションを得ており、私たちの存在の起源と未来の両方に存在する自然のシステムとつながり、それを敬いたいという人間の本質的な欲求を反映している。

また、「エフェメラル・テック」の先駆者として、LEDアレイやプロジェクション、スクリーンといったおなじみの技術的インターフェースを超越した新しい形式のアートを表現するためにこの造語を作り、テクノロジーを霧、プラズマ、泡といった希薄な素材と組み合わせて束の間の瞬間や完全に新しく不自然な現象を作り出している。なお、A.A.村上の作品はニューヨーク近代美術館(MoMA)やパリのポンピドゥー・センター、香港のM+の常設コレクションに収蔵されている。
芸術的次元へと昇華されたBMWシンビオティック・ドライブ
「SYMBIOSIS」は、BMWの「BMWシンビオティック・ドライブ」コンセプトを芸術的な次元へと高めている。このアプローチにおいて、BMWはドライバーと車両を別々の存在としてではなく、人間の意志とインテリジェントなドライバー支援システムが一体となって作動する調和のとれたシステムとして捉えている。加速や制動、ステアリングなどのドライバーの操作をAI支持システムが予測して補助し、人間とクルマのインタラクションをシームレスなものに仕立て上げている。

このインスタレーションの中心に据えられた新型BMW 7シリーズは、モノリス的なエクステリアデザイン、インテリア、ドライビングダイナミクス、そしてクラフツマンシップが、テクノロジーとデザイン、物理的体験の相互作用におけるアートワークの本質的な要素として統合されている。これにより、A.A.村上の移ろいやすい要素とBMWのエンジニアリングの粋がひとつの比類なき体験へと調和している。トルコにおけるBMWの代表を務めるボルサン・オトモティブのCEOであるハカン・ティフティク氏も、テクノロジーやデザイン、イノベーションをアートと融合させた本インスタレーションを届けられる喜びと、未来志向のビジョンを独自の体験空間で示せることへの期待を語っている。
ラグジュアリーの新たな地平を切り拓く新型BMW 7シリーズ
ラグジュアリーセグメントにおけるBMWのフラッグシップである新型BMW 7シリーズは、洗練されたデザイン、卓越した快適性、そして先進技術を比類なきレベルで統合している。第7世代の中間期において包括的なアップデートを遂げた新型モデルは、最新の「ノイエ・クラッセ」テクノロジーを現行モデルへ統合する先駆けとなっている。モノリス的なエクステリアデザインに加え、イルミネーション付きのアイコニック・グロウ・キドニー・グリルやミニマリストなクリスタルヘッドライトが、圧倒的でタイムレスな佇まいを際立たせる。

インテリアにおいても、プレミアムな素材、細部までこだわり抜いたディテール、最先端技術がエクスクルーシブな空間を創出している。BMWパノラミックiDriveやBMWパッセンジャー・ディスプレイ、進化したBMWシアター・スクリーンといった次世代機能が、パーソナライズされたデジタルの旅を通じて乗員やドライバーの快適性を高め、美学とテクノロジー、そして卓越したクラフツマンシップを通じて現代のラグジュアリーを力強く再解釈している。
【ル・ボラン編集部より】
新型7シリーズが掲げる「機械との調和」は、単なるデジタル化の誇張ではない。かつての試乗で我々が体感した通り、巨躯を感じさせない俊敏なハンドリングと、後席の静寂なる空間という相反する要素が、極めて高い次元で同居しているのだ。今回のインスタレーションが自然の移ろいと先進技術を交差させたように、BMWもまた冷徹なテクノロジーを血の通った体験へと昇華させている。自らステアリングを握る歓びと、後席で思索に耽る静寂。この二面性こそ、現代におけるバイエルン流ラグジュアリーの真髄である。
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