費用は素材だけで約1120万円!
フォードはこのほど、クラシックモデルであるエスコートの熱狂的なファンであるラッセル・ロード氏が、金や銀、そしてダイヤモンドといったジュエリーに使われる素材でエスコートの25分の1ワンオフスケールモデルを製作したことを報じた。
ロード氏はエスコートのファンであると同時にプロの宝石商。彼はジュエリーの材料を用いた1955年式のエスコート・マークⅡのスケールモデルの製作を、なんと25年前にスタート。完成までに数千時間を要して、このたび完成したのだという。
このスケールモデルはボディが銀製で、ブレーキやホイール、リヤスポイラーなどには金が、フロントグリルには18カラットのホワイトゴールドが、そしてヘッドライトには72カラットのダイヤモンドが用いられている。ウインカーはサファイア、テールライトはルビーと、贅沢な素材が惜しみなく投入されている。ウインドーは実車と同じような曲面を持つガラス製。このガラスを見つけるために彼は無数の花瓶を割ったというから、その情熱ははかりしれないものだ。
材料だけでも9万ユーロ(約1120万円)もかかっているこのスケールモデルは、5月2日にクラシックカーオークションサイト「THE MARKET」(http://www.themarket.co.uk)で競売にかけられ、その収益は慈善団体に寄付されるとのこと。