前後重量配分は50:50を実現
5月10日、マセラティ ジャパンは同社初のSUV「マセラティ・レヴァンテ」を発表した。3.0リッターV6ツインターボガソリンエンジンを搭載するレヴァンテとレヴァンテS、同じく3.0リッターV6のディーゼルターボを積むレヴァンテ ディーゼルの3モデルが用意されている。
ガソリンエンジンは、ベースモデル用が350ps、S用が430psを発生。それぞれの動力性能は、0-100km/h加速が6.3秒と5.2秒、最高速度は243km/hと264km/hとされている。イタリアのVMモトーリ社と共同開発したディーゼルエンジンは275psで、動力性能は6.9秒と230km/hだ。トランスミッションは全モデルがZF製8速ATで、駆動方式も4輪駆動の「Q4」のみとなる。
プラットフォームはギブリをベースに、卓越したオンロード性能とオフロードでの走破性を両立できるよう専用開発。前後50:50の重量配分やクラスでもっとも低い重心位置、そして、やはりクラストップを誇る0.31の空気抵抗係数など、それにふさわしい諸元を実現している。
フラッグシップモデルのクアトロポルテ、ミドルセダンのギブリ、2ドアクーペのグラントゥーリズモ、オープンモデルのグランカブリオに新開発のSUVレヴァンテを加えることで、史上もっともワイドレンジな製品ラインナップを完成させたマセラティは、これにより2018年に7万台という世界販売目標の実現に向けて、勢いを加速させる意気込みだ。
価格はレヴァンテが1080万円、レヴァンテSが1297万円で、2016年9月頃からデリバリーを開始。レヴァンテ ディーゼルは価格もデリバリー時期も未定となっている。
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