ベースは「ekワゴン」で4ドアモデルへと生まれ変わる
三菱の軽SUV、「パジェロミニ」復活の情報を入手した。今年、“本家パジェロ”の国内販売は終了したが伝統のネーミングは軽SUVへと受け継がれるわけだ。
パジェロミニは1994年、当時絶大な人気を誇った「パジェロ」の弟分としてデビュー。軽自動車の利点を活かしたコンパクトなボディにパジェロのイメージを凝縮したエクステリアを組み合わせ、一時は「ジムニー」と双璧をなす軽SUVとして支持を集めたが2012年6月に生産を終了している。
しかし、昨年デビューした新型ジムニーの人気を横目に次期型の開発は着々と進められていたようだ。次期型は日産と三菱の共同会社「NMKV」が開発を担当。先代までは2ドアのクロカン4WD風だったが、この新型は「デイズ」や「ekワゴン」とプラットフォームを共有。4ドアのクロスオーバーSUVとして生まれ変わる可能性が高い。
今回は現在までの情報を元に予想CGを制作してみたが、エクステリアは三菱の「ダイナミックシールド」を取り入れつつクロカンテイストを強調。サイドのタイヤハウスは4WDタイヤに対応するデザインに変更され、アンダースカート部分もヘビーデューティに。ミラーも大型化され、フロントにはクロカン4WDらしいグリルバーをアンダー部分に取り入れた造形とするなど、シンプルながら押し出しの強さをアピールするようだ。
パワーユニットは、660㏄直列3気筒自然吸気と最高出力64㎰を発揮する660cc直列3気筒ターボの2タイプ。今年デビューしたekワゴンと同様、「e-Assist(イーアシスト)」や「FCM(衝突弊害軽減ブレーキシステム)」を揃えるなど、安全性を高める運転支援システムも充実している。そのデビューは最速で2019年内、もしくは2020年前半と予想されている。