滑りやすい路面でのスリップを抑える「ARB」を採用
7月24日、BMWは2020年の春に市場導入する予定の新型「2シリーズ・グランクーペ」のプリプロダクションモデルを公開した。
11月に開催されるロサンゼルス・オートショーで世界初公開が予定されている新型コンパクト4ドアクーペの「BMW2シリーズ・グランクーペ」。このたび公開された写真からは、ボディに偽装が施されたプリプロダクションモデルながら流麗なルーフラインを描いていることが確認できる。
新型2シリーズ・グランクーペは、先に発表された新型「1シリーズ」と同様に新世代の前輪駆動アーキテクチャーが用いられる。トップグレードの「M235i xDrive」には、306psを発揮する2.0L直列4気筒ターボが搭載。このエンジンはBMWモデルラインアップのなかで最もパワフルな4気筒エンジンとして、すでに一部のBMW車に搭載されている新世代ユニットだ。
さらに、メカニズム面でのトピックとして新型「1シリーズ」や「i3s」(日本未導入)などにも採用されている「ARB」の搭載が挙げられる。ARBとは「actuator contiguous wheel slip limitation」の略称で、滑りやすい路面を走行する際にスリップを抑えるのに効果を発揮するほか、トラクションの向上やアンダーステアを抑制した俊敏なハンドリングにも寄与するものだ。
現在BMWのオフィシャルサイトでは、新型2シリーズ・グランクーペの特設サイト(英語版)が公開されている。興味ある方は、ぜひアクセスを。