内外装が最新ポルシェのトレンドにリデザインされる
ポルシェのスポーティなラグジュアリーワゴン、「パナメーラ・スポーツツーリスモ」のマイナーチェンジ版と思われるテスト車両がオーストリアの市街地でキャッチされた。2代目「パナメーラ」をベースとするスポーツツーリスモは2017年にデビュー。長いルーフから傾斜したリヤウインドーに連なるシューティングブレーク風のスタイリングがその持ち味となっている。
今回の車両は一見フルヌードのように見えるため現行モデルと錯覚するが、テスト車であることはテールゲートに追加されたクラディングパネルからも明らか。おそらく、ここには最新版の「カイエン」や「マカン」に通じる再設計されたLEDストリップライトが隠されているはずだ。また、正式デビューの際にはヘッドライト、エアインテークを含むバンパーの意匠も変更されるほかインテリアもステアリングを筆頭とするディテールが新デザインとなる可能性が高い。
ハードウェアは基本的に現行モデルと変わらず、トップモデルには4L V型8気筒ツインターボエンジン+電気モーターの「ターボS Eハイブリッド」が設定。システム合計の最高出力は680psに達するが、EVモードの航続距離は49kmからさらに向上する可能性もあるようだ。そのワールドプレミアは、最速で2020年3月のジュネーブ・ショー。遅くも秋のパリ・サロンまでには発表されるという説が有力だ。