欧州市場向け「S5」には3L V6ディーゼルターボを搭載
アウディは9月22日まで開催しているフランクフルト・モーターショーにおいて、改良を受けた新型「アウディA5シリーズ」を公開中だ。
クーペ、カブリオレ、スポーツバックの3つのボディを設定するA5シリーズ。その新型は、アウディ最新のデザイン哲学に基づいた、よりスポーティなスタイリングや10.1インチディスプレイを組み合わせる最先端のMMIタッチスクリーンが導入されている。
パワートレインは、市場導入時の4タイプのエンジンにマイルドハイブリッドを採用。パワフルで効率的なパフォーマンスと、燃費・環境性能の両立を促進させている。
高性能版の「S5」は、欧州市場向けとして3L V型6気筒ディーゼルエンジンの「TDI」ユニット搭載がニュース。こちらもマイルドハイブリッドを組み合わせるが、電装システムは最新のトレンドに従い48V化(その他のマイルドハイブリッド仕様は12V)。さらに電動コンプレッサーもプラスして、347ps/700Nmを引き出す。8速AT(ティプトロニック)との組み合わせにより、0-100km/hを5秒未満でこなす一方、「S5クーペ」の場合で最高燃費は16.4km/L(欧州複合モード)をマークする。
なお、欧州以外の市場に投入されるS5のパワーユニットは354ps/500Nmを発揮する3L V型6気筒ガソリンターボの「3.0TFSI」。こちらの0-100km/h加速は、S5クーぺで4.7秒を実現する。
新型A5シリーズは、2019年秋より欧州市場を皮切りに注文受け付けを開始。欧州では2020年初頭から発売される見通しだ。